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» 2014年11月26日 21時44分 UPDATE

ニフティならではのおトクと安心 「NifMo」が“格安スマホ”じゃない理由

ニフティが開始した「NifMo」は、従来の格安SIMや格安スマホとはちょっと違うというMVNOサービス。買い物でおトクなる仕組みや、老舗ISPならではの充実したサポートを備えている。

[平賀洋一,ITmedia]

 ニフティは11月26日、同日から提供を開始した新MVNOサービス「NifMo」の発表会を開催し、サービスの狙いや他社との違いなどを説明した。

photophoto ニフティの三竹兼司社長(写真=左)とネットワークサービス事業部長の三浦信治氏(写真=右)

 同社の三竹兼司社長は、「ニフティとしてMVNOにどう取り組むべきかを春先から議論してきた。その結果がNifMoだが、これは“格安スマホ”として生み出した分けではない。PCやデジタル家電、ウェアラブルデバイスなどあらゆる物がネットにつながるIoTも意識している」と話す。

photo NifMoは格安スマホではないという
photo その理由の1つが、IoTを意識したサービスという点

 同社はISPやWebサービス事業のほか、クラウドやセキュリティなどの基盤事業も手がけており、各分野でIoTへの取り組みを目指している。IoTの実現にはモノがネットに接続するための手段が必要だが、それに従来の固定回線だけでなく、モバイルでの接続サービスが不可欠。それを自社で提供する必要があったという。

 NifMoが単なる格安スマホではない理由はもう1つあり、それが「NifMo バリュープログラム」などの関連サービスの数々。NifMo バリュープログラムはNifMoユーザー向けに提供されるアプリで、登録されている100以上のショッピングサイトなどで買い物をすると、その額に応じて数%の還元が受けられる仕組み。還元額は自動的にNifMoの月額料金から割り引かれるため、場合によってはNifMoの請求額が0円になる場合もある。

photophoto 「NifMo バリュープログラム」アプリの画面(写真=左)。買い物額に応じた還元が受けられ、翌月の通信料から自動で割引される

 同社のネットワークサービス事業部長である三浦信治氏は、「NifMoの差別化ポイントは“2つのおトクと3つの安心”にある。おトクのその1であるNifMo バリュープログラムは、NifMo経由で買い物をすれば一定金額をユーザーに還元する仕組み。買い物だけでなく、アプリのダウンロードなどでも還元は受けられ、スタート時点では100店舗程度が利用できる」と説明する。

 還元率は1%程度から最大10%で、例えば「ニフティの女性社員がメモしていた欲しい物」(三浦氏)を6万1400円分購入すると2051円の割引になる。もちろん毎月これだけの買い物をすることはないかもしれないが、年末などでまとまった買い物をするタイミングであれば、通信料金をさらに抑えることが可能だ。三浦氏は「各社横並びのこの業界だが、我々は(NifMo バリュープログラムで)ドングリの背比べから脱却し、実のあるクリを目指したい」と意気込んだ。

photo 例えば、NifMo バリュープログラムを介して約6万円の買い物をすると……
photo 約2000円の割引が受けられる

 三浦氏はまた、2つ目のおトクとして公衆無線LANサービス「BBモバイルポイント」を追加料金なしで利用できる「NifMo コネクト」、3つの安心として老舗ISPならではの「充実の会員サポート」、水濡れや破損などの端末トラブルに備える「NifMo あんしん保証」、そしてはじめてのスマートフォンやMVNOサービスを利用する場合でも安心して使い始められる「NifMo 訪問レクチャー」を紹介。「私見だが、サービスの良さの半分はサポートで決まると思っている。この点を大事にして、ユーザーに高い価値を提供したい」(三浦氏)と、サポートの手厚さを強調した。

photo 公衆無線LANが追加料金なしで利用できる「NifMo コネクト」

 NifMoではSIMカード単体に加え、ASUSのAndroidスマートフォン「ZenFone 5」とのセット販売も行う。またデータ通信だけでなく、番号ポータビリティ(MNP)に対応した音声通話付きサービスも提供する。そしてNifMo バリュープログラムなどの関連サービスは、どのプランでも利用可能だ。三竹社長は、「値段ももちろんだが、品質、サービス、サポートの全てに妥協しないユーザーに選んで欲しい。またそうしたサービスに育てていきたい」と、大手ISPならではの高い総合力をアピール。将来的には、MVNO市場で10%のシェアを獲得するという目標も明らかにされた。

photo 将来的に、MVNO市場のシェア10%を目指す

CMには、ニフティと同い年の沢尻エリカさんを起用

 三竹社長が「妥協しないユーザーに選んで欲しい」というNifMo。発表会ではプロモーション戦略についても紹介され、“妥協しない”キャラクターとして女優の沢尻エリカさんを起用した「AGREEMENT WITH ERIKA」プロジェクトが発表された。ニフティと沢尻さんはともに1986年生まれという共通点もあるという。

photo プロモーションには沢尻エリカさんを起用

 AGREEMENT WITH ERIKAは、NifMoの担当者が総力を挙げて沢尻さんにサービスを説明し、CM出演までこぎ着けるのが目標。ニフティの担当者によると「おそらく沢尻さんご本人は、NifMoについてどんなサービスかご存じないはず。我々の誰が説明に伺うのかまだ分かりませんが、うまくお伝えしてご納得いただけるのか……、今から緊張しています」ということだった。

photo 担当者によるプレゼンテーション成功時の(あくまで)イメージ図

 プロジェクトの様子はNifMoのWebサイトで随時公開される。CMの放映時期などはまったくの未定とのことで、果たして沢尻さんが妥協せずにCM出演してくれるのか、こちらにも注目したい。

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