Skypeの共同創業者、ヤヌス・フリス氏がバックアップするスイスの新興企業Wireは12月3日(現地時間)、iOS、OS X、Android向けのコミュニケーションアプリ「Wire」をリリースしたと発表した。日本でも利用できる。
Webアプリ版も間もなく公開する計画なので、Windowsでも利用できるようになる見込みだ。
フリス氏は「Skypeをリリースしたのは10年も前のことだ。(中略)美しくて便利な、最良の新しいコミュニケーションツールを作る時がきた。Wireこそがそんなツールだ」と語った。
Wireは、動画チャット機能はまだないが、音声通話、グループチャット、写真やYouTubeの動画、SoundCloudのサウンドデータの共有機能などを備える。
Wireの約50人の従業員の多くは、Apple、Skype、Nokia、Microsoftの出身。Skypeが採用する音声コーデック「SILK」の開発者も参加しており、Wireの音声通話技術はこの開発者が手掛けたもので、クリアな音質になっているという。また、WebRTCをサポートするので、FirefoxなどWebRTCに対応するWebブラウザとのチャットが可能になる。
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