米玩具メーカー大手のMattelは2月13日(現地時間)、米Googleとの協力により、Google Cardoardの技術を採用する子ども向け仮想現実(VR)体験ヘッドマウントディスプレイ(HMD)を「View-Master」として今秋発売すると発表した。希望小売価格は29.99ドル。
View-Masterは、Mattelが1939年から販売している立体写真を鑑賞するおもちゃ。小さな写真がはめ込まれた円盤(リールと呼ぶ)を2つのレンズで観ることで、立体的な写真を楽しめる。
新モデルは、専用アプリをインストールしたAndroid搭載スマートフォンをはめ込み、リールと一緒に使うことで、「パリのエッフェル塔の下に座ってそびえる塔を見上げる」といったVR体験が楽しめるという。
新モデルのリールは従来のように本体にセットするのではなく、卓上などに置いてView-Masterで見ることで、拡張現実(AR)映像を実現するためのもの。サンプルとしてスペースシャトル内のバーチャルツアーのリールが付属する。他のテーマのリールは1つ希望小売価格14.99ドルで発売する計画だ。また、Google Cardboardのアプリストアで入手できるアプリにも対応する。
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