直感的に操作がわかるスマホは、新しい機種を購入しても説明書を読まずに使い始める人も多いだろう。しかし、ふとしたときに操作方法がわからず、困ってしまうことがあるのも事実。そこで、知っていると便利な小技をOS別(iOS/Android)でお教えしよう。
文章を打っていたら、間違えて全部消してしまった…という経験はないだろうか。そんなときは慌てずに、iPhone本体を振ってみよう。ポップアップした「取り消しボタン」をタップすれば削除してしまった文字が再び表示される。誤字・脱字も、同じ操作で取り消すことが可能だ。
ディスプレイに表示された画面を、画像として保存するスクリーンショット。静かな場所では、保存するときのシャッター音が少々恥ずかしい。無音にしたいなら、マナーモードの状態で「ミュージック」アプリを起動しよう。音量を最小(消音)にして、音楽を再生したままスクリーンショットを撮れば、音が鳴らずに済む。
検索履歴を覗かれたら、何かと困る男性も多いはず。気兼ねなくサイトを閲覧したいなら、検索情報を残さない「プライベートブラウズモード」を利用してみては? まずは、標準ブラウザ「Safari」で、メニューの一番右側に出てくるアイコンをタップ。そして、左に出てくる「プライベート」ボタンを押して背景がブラックになるページへ移動すればOKだ。
忙しいときは、スマホの充電時間さえ惜しいもの。充電に時間がかかる要因のひとつは、閲覧していないアプリなどの不要なタスクが開かれていることだ。Androidでは、充電前に再起動するだけで、それらを削除してくれる。その結果、充電時間を短縮できるというわけだ。
うっかり悪質なアプリを入れてしまい、端末に不具合が生じたらすぐに削除しよう。しかし、なかにはバックグラウンドで勝手に動作してしまい、通常の操作ではアンインストールできないやっかいなものも…。そんなときは「セーフモード」の出番だ。起動方法は端末により異なるが、一旦電源を切り、再起動時にスクリーン表示が変わるタイミングでボリュームダウンキーを押し続ける…というのが一般的。初めから端末に入っていた機能以外の全アプリの動作を抑制してくれるので、不審なアプリをそこでアンインストールできる。
専門的な操作ができるため、Android4.2以降では、普段は非表示になっている「開発者向けオプション」。スマホの動作に不満のある人は、これを活用して表示速度を早くするのもひとつの手。まずは「設定」から「端末情報」を選び「ビルド番号」の項目を数回タップして「開発者向けオプション」を出現させよう。そこから「ウインドウアニメスケール」または「トランジションアニメスケール」または「Animator再生時間」にある「アニメーションスケール」の項目をOFFにして完了だ。アプリやメニューを開く際のアニメーションが省略され、画面表示が早くなるという仕組みである。ただし、この操作は不具合を誘発する危険もあるので、くれぐれも気をつけて!
毎日使っていても、知らない機能は意外とあるもの。小技を上手に活用して、スマホライフをより快適にしてみては?(橋本岬/アバンギャルド)
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