3月19日、イオンリテールはイオンで販売中の格安SIM「イオンモバイル」にSONY製スマートフォン、Xperia J1 Compact、そして耐衝撃性能を備えた京セラ製スマートフォン、S301を発表しました。
イオンモバイルに限らず、この半年ほどで格安SIMとセットで購入できるスマートフォンの種類が一気に増えております。
以前、格安SIMの選び方のポイントをお伝えしました。
今回は格安スマホの選び方をお伝えしていきたいと思います。
格安スマホは、その名の通りドコモ・auなどの大手事業者のスマートフォンと比較すると、本体代金が安い機種が多いのが特徴。
月額料金も安く設定されているので、格安SIMと格安スマホを組み合わせることで毎月の維持費がかなりお安くなる算段です。
しかしながら、安さゆえ性能が低めに設定されている事もあり、「いくら安くても不便すぎて使い物にならない!!」と契約後に後悔しないためにも、事前の確認はしっかり行っていた方がベターでしょう。
確認したいポイントはいくつかありますが、最重要項目は「RAM」です。
RAMはパソコンなどでは「メモリ」と呼ばれ、作業机に例えられることが多いですね。
このRAMの容量に余裕があると、スマートフォンでアプリが安定して動きますし、RAMの容量に余裕がないと「アプリを終了します」と、強制終了されることもあります。
RAMは最低でも1GB、可能であれば2GBを搭載した端末を選べばOKでしょう。
ちなみに作業でいうと、CPUと呼ばれる「脳みそ」も重要です。CPUのパワーが強いと早く処理ができますし、弱いと時間がかかります。
CPUは様々な種類があるので、ここで全て説明するのは難しいのですが、基本的にはRAMの容量とCPUパワーは比例することが多いです。
「RAM容量が多いスマホはCPUパワーも強い」「RAM容量が少ないスマホはCPUパワーも弱い」といったパターンですね。
ですので、まずはRAM容量を見ておけば大方の操作性はイメージが可能です。
次に確認したいのが、ディスプレイの解像度です。
この解像度が高いと、画面のドットの数が多いので文字や画像を滑らかに見ることができます。
実はこの解像度はディスプレイのサイズでも見え方が変わってくるので、例えば6インチ・フルHDのスマートフォンよりも、4.5インチ・フルHDのスマートフォンの方が高精細に見えるのです。(体重が同じでも、身長が違うと肉付きが違う、というお話と一緒ですね)
ただし、解像度が高くなるとレスポンス・電池の持ちに影響します。
綺麗な画像を表示したり、動かしたりすることは、それだけ負担となります。
格安スマホは限られた金額、限られたスペックで製造されているものが多いので、その結果として解像度が犠牲になっていたりします。
「撮影した画像を綺麗に見たい」という目的があるのであれば、解像度が高いスマートフォンを選び、「お手軽・ハイパフォーマンスなスマホがいい」ということであれば、あえて解像度が低いスマホを選んでもいいかもしれません。
と、ここまでは「スペックである程度、絞り込もう」というお話。
実際に購入する機種を1~2機種に絞ったら、実際に使用しているユーザーのレビューなどをネットで検索してチェックした方がいいでしょう。
そうした所で「実際に使って便利な所」「カタログでは気がつかない不便な所」など、生の声から新しい情報を発見できますので。
格安SIMと同じく、間違いないチョイスをするためには事前にどれだけ情報を集めても、きっと損はしないでしょう。
無数の格安スマホの中から、ぜひ自分にあった一台を見つけてみてくださいね。
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