Huawei、デュアルカメラ搭載のSIMフリースマホ「honor6 Plus」を国内展開

» 2015年05月20日 11時52分 公開
[平賀洋一ITmedia]

 中Huaweiは5月20日、5.5型液晶のSIMロックフリースマートフォン「honor6 Plus」、7型液晶のWi-Fiタブレット「MediaPad T1 7.0」、スマホやタブレットからアクセスできるネットワーク対応ストレージデバイス「honor cube」を発表した。楽天市場内に同日オープンした直販サイト「Vモール」で順次発売する。

photo 「honor cube」「honor6 Plus」「MediaPad T1 7.0」

 honor6 Plusは、Huaweiがグローバル展開するhonorシリーズのスマホ。同シリーズの日本展開は今回が初めて。背面に800万画素のカメラを2つ備え、撮影後に焦点距離(ピント)や絞りを変更して一眼レフカメラのような写真を撮影できる。

photo 「honor6 Plus」

 2つのカメラを使った超解像度処理により、1300万画素のカメラを超える画質や、従来は難しかった逆光時に動く被写体を撮影するHDR撮影、高速オートフォーカスが行える。F2.0のレンズを2枚使うことで、肉眼よりも明るいF0.95相当の写真を撮影できるという。インカメラにも800万画素と高精細なセンサーを載せている。

 液晶は5.5型フルHD(1080×1920ピクセル)表示のジャパンディスプレイ製IPS-NEO インセルディスプレイ。表面に防汚コーティングを施したGorilla Glass 3を用いた。手になじむ流線型ボディの背面には星くず模様が浮かび上がる6層構造を採用し、同社の日本向けスマホでは初のデュアルSIMスロットも備えた。SIMはMicro SIMかNano SIMを利用できる。

 OSはAndroid 4.4で、インタフェースは独自デザインのEmotion UI 3.0。チップセットはARM Cortex-A15(1.8Ghz)とCortex-A7(1.3GHz)を組み合わせた8コアプロセッサのHiSilicon製SoC「Kirin 925」を搭載した。メモリは3Gバイト、ストレージは32Gバイト。バッテリーは3600mAhと大容量のものを備える。ボディカラーはホワイト、ブラック、ゴールドの3色を用意した。

 通信方式と対応周波数は、FDD-LTEがBand 1/3/7、TDD-LTEがBand 38/39/40/41(2555〜2655MHz)。最大通信速度は下り150Mbps/上り50Mbps。

photophoto 「honor6 Plus」のゴールド
photophoto
photophoto
photophoto 背面には2つの800万画素カメラ、正面には800万画素インカメラを搭載する
photo 側面には金属が使われている
「honor6 Plus」の主な仕様
機種名 honor6 Plus
メーカー Huawei
OS Android 4.4
プロセッサ HiSilicon Kirin 925 /ARM Cortex-A15(1.8Ghz)+Cortex-A7(1.3GHz)8コア
メインメモリ 3Gバイト
ストレージ 32Gバイト
外部メモリ microSDXC(最大128Gバイト)
ディスプレイ 約5.5型フルHDIPS液晶
解像度 1080×1920ピクセル
連続通話時間 3G:約19時間、GSM:約28時間
連続待受時間 LTE:約444時間
バッテリー容量 3600mAh
メインカメラ 有効約800万画素CMOS×2
インカメラ 有効約800万画素CMOS
ボディカラー ホワイト、ブラック、ゴールド
サイズ 約75.7(幅)×150(高さ)×7.5(奥行き)ミリ
重量 約165グラム
対応周波数 FDD-LTE:B1/B3/B7
TDD-LTE:B38/B39/B40/B41(2555〜2655MHz)
UMTS:B1/B6/B8/B19
TD-SDCMA:B34/B39
GSM:900/1800/1900
発売予定日 2015年6月中旬(5月20日予約開始)

7型液晶搭載のWi-Fiタブレット「MediaPad T1 7.0」

 MediaPad T1 7.0は、7型の600×1024表示IPS液晶を備えたWi-Fiタブレット。ボディはメタルピースからの削り出しで作られた一体型で、手にフィットするデザインを採用した。

 OSはAndroid 4.4、UIには独自のEmotion UI 3.0を備えた。プロセッサはSpreadtrum製の「SC7731G」(クアッドコアCPU、1.2GHz)で、メモリは1Gバイト、ストレージは8Gバイト。カメラはメイン/インのどちらとも200万画素、バッテリーは容量4100mAhのものを内蔵する。

「MediaPad T1 7.0」の主な仕様
機種名 MediaPad T1 7.0
メーカー Huawei
OS Android 4.4
プロセッサ Spreadtrum SC7731G (1.2GHz)クアッドコア
メインメモリ 1Gバイト
ストレージ 8Gバイト
外部メモリ
ディスプレイ 約7型IPS液晶
解像度 600×1024ピクセル
バッテリー容量 4100mAh
メインカメラ 有効約200万画素CMOS
インカメラ 有効約200万画素CMOS
ボディカラー ブラック
サイズ 約191.8(幅)×107(高さ)×8.5(奥行き)ミリ
重量 約278グラム
発売予定日 2015年6月末以降

スマホのデータをバックアップできる「honor cube」

 honor cubeは、スマホやPC、デジタルカメラなどに保存された写真や動画、音楽など内蔵HDDに取り込み、各デバイスからアクセスできるAndroid搭載のネットワークデバイス。Wi-Fiルーターとしての機能も持ち、最大通信速度867MbpsのWi-Fi通信に対応、2.4GHzと5GHzの同時接続が行える。

 ストレージとして最大4TバイトまでのHDDを拡張できる仕様となっており、1TバイトHDDディスクをセットしたモデルと、HDDなしの2つのパッケージを用意した。HDDとは別に4Gバイトのストレージも備える。メモリ(RAM)は1Gバイトだ。HDDにはUSBメモリやSDカードからのデータ取り込みも行え、ボタン1つでHDDにデータをコピーできる。またWi-Fi接続したデバイスの自動バックアップも可能だ。

 本体サイズは約123(幅)×263(高さ)×123(奥行き)ミリ。重量は1138グラム。有線LANポート(LAN×2、WAN×1)とHDMI(映像/音声)端子も設けた。製品にはリモートコントローラーが付属する。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2024年04月26日 更新
  1. 楽天モバイルのスマホが乗っ取られる事案 同社が回線停止や楽天ID/パスワード変更などを呼びかけ (2024年04月23日)
  2. シャープ、5月8日にスマートフォンAQUOSの新製品を発表 (2024年04月24日)
  3. スマホを携帯キャリアで買うのは損? 本体のみをお得に買う方法を解説 (2024年04月24日)
  4. Vポイントの疑問に回答 Tポイントが使えなくなる? ID連携をしないとどうなる? (2024年04月23日)
  5. 通信品質で楽天モバイルの評価が急上昇 Opensignalのネットワーク体感調査で最多タイの1位 (2024年04月25日)
  6. スマートグラス「Rokid Max 2」発表 補正レンズなくても視度調節可能 タッチ操作のリモコン「Rokid Station 2」も (2024年04月25日)
  7. ドコモ、「Xperia 10 V」を5万8850円に値下げ 「iPhone 15(128GB)」の4.4万円割引が復活 (2024年04月25日)
  8. 貼り付ければOK、配線不要の小型ドライブレコーダー発売 スマート感知センサーで自動録画 (2024年04月25日)
  9. 中古スマホが突然使えなくなる事象を解消できる? 総務省が「ネットワーク利用制限」を原則禁止する方向で調整 (2024年04月25日)
  10. 「iPhone 15」シリーズの価格まとめ【2024年4月最新版】 ソフトバンクのiPhone 15(128GB)が“実質12円”、一括は楽天モバイルが最安 (2024年04月05日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2024年