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» 2015年12月11日 18時30分 UPDATE

ソフトバンク、2017年度以降にLTEサービスを拡大 3Gサービスを一部縮小・終了へ

ソフトバンクは、1.5GHz帯でのLTEサービスを開始する。また、1.7GHz帯においてLTEサービスを拡大する。これらの周波数帯では、3Gサービスの提供を終了する。

[井上翔,ITmedia]

 ソフトバンクは12月11日、1.5GHz帯におけるLTEサービスの開始と、1.7GHz帯におけるLTEサービスの拡大を発表した。電波の利用効率の向上と、通信サービスの品質・快適性の向上を目的とする措置で、これらの周波数帯では3Gサービスの提供を終了する。

1.5GHz帯におけるLTEサービスの開始(2017年4月以降順次)

 ソフトバンク(旧・ソフトバンクモバイル)は、2011年2月から1.5GHz帯を使ったW-CDMA(3G)通信サービスを都市部を中心に提供している。この周波数帯は、DC-HSDPA/HSPA+による高速通信サービス「ULTRA SPEED」で主に使われてきた。

 2017年4月以降、この周波数帯はLTEサービス用に転用され、3Gサービスは終了する。具体的なスケジュールは以下の通りとなる。

2016年9月 関東の一部エリアで1.5GHz帯3Gの下り最大通信速度を低速化(42Mbps→21Mbps)

2017年3月末 1.5GHz帯における3Gサービスを終了

2017年4月以降 1.5GHz帯におけるLTEサービスを順次開始

ウルトラマンを起用したULTRA SPEEDのCM ソフトバンクモバイル(当時)は、ULTRA SPEEDのサービス開始時にはウルトラマンを起用したCMを放映していた

1.7GHz帯におけるLTEサービスの拡大(2018年2月以降順次)

 イー・モバイル(現・ソフトバンク)は、2007年に1.7GHz帯を使ったW-CDMA通信サービスを開始した(参考記事)。その後、2012年3月から同周波数帯でのLTEサービスも開始している(参考記事)。その後、イー・アクセスとの合併、ウィルコムとの合併、「ワイモバイル」への社名変更、ソフトバンクモバイルとの合併を経て、現在はソフトバンクが同周波数帯の免許を持っている。

 現在、ソフトバンクでは1.7GHz帯の電波(合計15MHz幅)のうち、10MHz幅をLTEサービスに、5MHz幅をW-CDMAサービスに利用している。2018年2月以降、3Gサービスに利用している5MHz幅がLTEサービスに転用され、3Gサービスは終了する。具体的なスケジュールは以下の通りとなる。

2018年1月末 1.7GHz帯における3Gサービスを終了

2018年2月以降 1.7GHz帯を完全にLTEサービス用に移行(順次)

EM・ONEを掲げるイー・モバイル(当時)の千本会長兼CEO(当時) 2007年のサービス開始当初、イー・モバイルはデータ通信に特化する戦略を取っていた。写真は、サービス開始当初のフラッグシップ端末「EM・ONE」を手にする千本倖生会長兼CEO(当時)

ユーザーへの影響

 今回の措置に伴い、ソフトバンクおよびY!mobile(旧・イー・モバイルおよびウィルコムを含む)において一部の3G対応プランの提供を終了する。また、一部の3G対応端末が利用時に制約がかかるようになったり、利用できなくなったりする。

提供を終了する3G対応プラン

 提供を終了する3G対応プランは、主に1.5GHz帯・1.7GHz帯でのみ通信できるデータ端末(モバイルルーターやUSBモデム)用の料金プランだ。詳細は、下表を参考してほしい。

2017年3月末で提供を終了する3G対応プラン
ブランド名 プラン名
ソフトバンク データフラットプラン、データフラットプラン for ULTRA SPEED、データフラットプラン for BB、データライトプラン for BB
Y!mobile ウィルコムプランW

2018年1月末で提供を終了する3G対応プラン
ブランド名 プラン名
ソフトバンク データし放題、データフラットプランS、データし放題 for ULTRA SPEED、データし放題フラット for ULTRA SPEED、データ従量プラン(データ定額ボーナスパック加入者のみ)
Y!mobile データプラン、ギガデータプラン、バリューデータプラン、スーパーライトデータプラン、データプランB、昼割プラン、EMOBILE G4データプラン、EMOBILE G4ギガデータプラン、EMOBILE G4バリューデータプラン、EMOBILE G4スーパーライトデータプラン、EMOBILE G4データプランB、EMOBILE G4昼割プラン、フレッツ+定額モバイル、フレッツ+スーパーライト、フレッツ+昼割モバイル、フレッツ+EMOBILE G4定額モバイル、フレッツ+EMOBILE G4スーパーライト、フレッツ+EMOBILE G4昼割モバイル、スマートプラン、スマートプランライト、LTE電話プラン、スマホプラン(タイプ2)、スマホベーシックプラン(タイプ2)、ケータイプラン、ケータイ定額プラン

利用エリアや最大通信速度が変わる端末・利用できなくなる端末

 今回の措置によって、対応エリアが変更(縮小)したり、最大通信速度が変更(減速)したりする制約を受ける機種がある。また、1.5GHz帯・1.7GHz帯でのみ通信できる機種はそれぞれの周波数帯での3Gサービス終了をもって利用できなくなる。詳細は、以下を確認してほしい。

 なお、当該端末を利用しているユーザーには、別途機種変更キャンペーンを実施している。詳細は、各ブランドの特設ページで確認してほしい。

2017年3月末で利用に制約がかかる機種・利用できなくなる機種(1.5GHz帯対応端末)
ブランド名 制約内容 端末名
ソフトバンク 利用不可 101SB(データフラットプラン for BB/データライトプラン for BBで契約している場合)
利用エリア変更 101SI、102Z、102HW
最大通信速度低下 006Z、007Z、005HW、101SB、001SC、005SH、007HW、001P、002SH、003P、004SH、004SH PJ、004Z、006SH、007SH、007SH J、007SH KT、007Z for Biz、008Z、009SH、009SH Y、009Z、101F、101K、101N、101P、101SH、102P、102SH、102SH II、103SH、104SH、106SH、107SH、107SH B、204SH、841SH、841SH s、842SH、941P、942P、943SH、944SH、945SH、945SH G、DM010SH、DM011SH、DM012SH、DM013SH
Y!mobile 利用不可 WX02S
最大通信速度低下 HX008ZT、HX009ZT、WX02S-H、WX04K、WX04SH、WX05SH、WX06K、005SH、007HW、007Z

2018年1月末で利用に制約がかかる機種・利用できなくなる機種(1.7GHz帯対応端末)
ブランド名 制約内容 端末名
ソフトバンク 利用不可 006Z、007Z、005HW、101SB
利用エリア変更 C01HW、C02HW、C01LC、C02LC
Y!mobile 利用不可 D01HW、D01NE、D01NX、D01NX II、D02HW、D02NE、D02OP、D03HW、D11LC、D12HW、D12LC、D21HW、D21LC、D21NE、D22HW、D23HW、D24HW、D25HW、D26HW、D31HW、D32HW、D33HW、D41HW、GL03D、H11HW、H11LC、H11T、H12HW、H31IA、S01SH、S01SH II、S11HT、S12HT、S21HT、S22HT、S31HT、S51SE、302HW、GL07S、GD01、GD03W、GP01、GP02、GP03、GS01、GS02、GS03、S31HW、S41HW、S42HW、007Z

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