こんなの待ってた!と思わせるWindowsスマホ「NuAns NEO」発表SIM通

» 2015年12月17日 06時00分 公開
[SIM通]
SIM通

 トリニティ株式会社は事前の予告どおり、自社製作によるWindows 10 Mobile「NuAns NEO」を11月30日に発表しました。2016年1月より販売開始予定で、事前予約は発表日より開始しています。

NuAns NEO

 何と言っても目を惹くのは「デザイン」。これまでスマホにはなかった魅力と価値を感じさせてくれます。

「インテリア・雑貨などに溶け込む製品」

 こうしたデザインになった背景には、これまでデスクトップやラップトップといったデジタルデバイスが手の中に収まるスマホサイズになったことで、特定の場所・スペースで使っていたモノが、これまで利用することのなかったベッドサイドやリビングといった空間でも使えるように変化。

トリニティ 代表取締役社長 星川哲視氏

 そこでインテリアや雑貨など生活空間に溶け込む密着したデザインの製品を作っていきたいと、トリニティの代表取締役社長 星川哲視氏は考え、この4月に「NuAns」というiPhone向けのデジタルアクセサリーブランドを立ち上げたとのこと。

 NuAnsは、新しいライフスタイルを提案するという「New Answer」と雰囲気を表す「Nuance」を掛けあわせた言葉。「新たなライフスタイルの中心となるのが『NuAns Neo』」と、星川氏は自信に満ちた表情で力強くコメントしました。

NuAns Neoの製作には永山純一氏と本田雅一氏も参加

 通常NuAnsブランドは、トリニティが手掛けるアクセサリーブランド「+simplism」と治田将之氏と青木亮作氏のクリエティブユニット「TENT」のコラボレーションによって生み出されています。

 NuAns Neoの製作にあたっては、NuAnsチームに加え、ハードウェア・ソフトウェア、インフラなどあらゆる技術に精通するフラーランスマルチエンジニアの永山純一氏と、ガジェットやITを中心に取材・執筆を行っているジャーナリストの本田雅一氏がジョインして誕生しました。

「NEOは我々が欲しいものを作る=1からすべて見直して設計」

 星川氏は「iPhoneは別にして、周りを見渡したときに欲しいと思える端末がなかった。OEMやODMといった方法を使えば簡単に作ることができるし、コストもあまりかからずスピード感を持ってできる。しかしそこにオリジナリティもなければ、New Life Style、New Answerを見せることもできない。時間や労力はかかるけど、自分たちが欲しいと思える端末を作ろうと思ったら、自然とこの方法をとることになった」

ユーザが好みの外装を組み合わせできる

 NuAns Neoは、本体部分のCOREユニットにユーザが好みの外装を組み合わせることができます。外装は上下のパーツを組み合わせるカバータイプの「TWOTONE」と、手帳スタイルのケース「FLIP」の2つが用意。購入時には自分の好きな組合せを選択して注文をしますが、後日、別のパーツを買って付け替えることもできます。なお、TWOTONEは上下それぞれ8種類用意されており、計64パターンの組合せが可能となっています。カラーだけでなく、素材も異なるパーツの組合せは考えるだけでも楽しいですね。

 価格はCORE本体が39,800円。TWONTONEは上部が1,500円からで、下部は1,400円から。FLIPタイプは2,750円からとなっています。最も安いのはCORE+FLIPの構成で42,550円からです。

 COREとケースの部分には、ちょうどSuicaなどの電子マネーカードを収納できるスペースが作られており、そこに手持ちの電子マネーカードを入れることで、まるでモバイルSuicaのように使用することも可能です。(画像右下部分)

 NuAns NEOはFeliCaを含むNFC通信に対応していますが、おサイフケータイのように使用するにはアプリが必要です。しかし、この仕組みがあれば、そのような対応を待たなくても擬似的ではありますが、おサイフケータイのような気分も味わえることでしょう。

3Dプリンターなどでオリジナルケースが作れるデータを配布予定

 また、トリニティが提供する背面パネル以外に自分でも3Dプリンターなどを使用してオリジナルケースが作れるようにデータを配布する予定とのこと。アイデア次第で自分が本当に欲しかったモノを作り上げることができます。

「GRAMAS」から高級皮革を使用した背面パネルも

 さらにサードパーティ製の背面パネルでは、iPhone向けの高級レザーケースなどを手掛ける「GRAMAS」からクロコダイルやオーストリッチなど、高級皮革を使用したモノも登場。本物の素材を使い一流職人が仕上げた製品の存在感は圧巻です。

NuAns lineup for NEO

 また現在、iPhone用のアクセサリとして販売されているNuAns製品も、「NuAns lineup for NEO」として、2016年1月より順次販売予定。

スピーカー内蔵 USB Type-C 充電ドック付き LED ライト

 画像はスピーカー内蔵 USB Type-C 充電ドック付き LED ライト「CONE」。ベッドサイドに置いても雰囲気を壊さない洗練されたデザインとでありながら、枕元を照らすだけでなく音楽を楽しめ、さらに充電までできるという機能性の高い製品ではないでしょうか。

SIMセットはU-NEXTで販売

 販売にあたってはNuAns NEO専用のサイト以外に、三越伊勢丹やロフトなどで販売を予定しています。これまでSIMフリースマホの販売では当たり前だった大手量販店などでの取り扱いはありません。これは大変異例なことといえるでしょう。

 上記店舗ではSIMセットでの販売ではなく、製品のみの扱いとなりますが、SIMもセットで欲しいという方に向け、12月中旬よりU-NEXTでの販売を開始します。当面は独占先行販売とのことですが、SIMセットについては順次販路を拡大していきたいよう。

 もちろんデザインだけでなく、「2日間使えるバッテリー容量」や「国内主要バンド対応」といったモノも搭載し、さらにミドルレンジ向けの最新のオクタコアCPUを採用しているので、ストレスなく快適に使える製品としても十分に期待できる内容となっていました。

 私たちの生活において欠かすことのできない存在のスマホ。NuAns NEOは今後どのような価値、New Answerを提示してくれるのでしょうか。

(文:SIM通編集部)

基本情報から価格比較まで――格安SIMの情報はここでチェック!→「SIM LABO

格安SIM、SIMロックフリースマホのすべてが分かる

Copyright:(C) NTT Resonant Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2024年04月26日 更新
  1. 楽天モバイルのスマホが乗っ取られる事案 同社が回線停止や楽天ID/パスワード変更などを呼びかけ (2024年04月23日)
  2. シャープ、5月8日にスマートフォンAQUOSの新製品を発表 (2024年04月24日)
  3. スマホを携帯キャリアで買うのは損? 本体のみをお得に買う方法を解説 (2024年04月24日)
  4. 貼り付ければOK、配線不要の小型ドライブレコーダー発売 スマート感知センサーで自動録画 (2024年04月25日)
  5. Vポイントの疑問に回答 Tポイントが使えなくなる? ID連携をしないとどうなる? (2024年04月23日)
  6. 中古スマホが突然使えなくなる事象を解消できる? 総務省が「ネットワーク利用制限」を原則禁止する方向で調整 (2024年04月25日)
  7. 通信品質で楽天モバイルの評価が急上昇 Opensignalのネットワーク体感調査で最多タイの1位 (2024年04月25日)
  8. ドコモ、「Xperia 10 V」を5万8850円に値下げ 「iPhone 15(128GB)」の4.4万円割引が復活 (2024年04月25日)
  9. 「iPhone 15」シリーズの価格まとめ【2024年4月最新版】 ソフトバンクのiPhone 15(128GB)が“実質12円”、一括は楽天モバイルが最安 (2024年04月05日)
  10. スマートグラス「Rokid Max 2」発表 補正レンズなくても視度調節可能 タッチ操作のリモコン「Rokid Station 2」も (2024年04月25日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2024年