Samsung、モバイル内蔵メモリ向け256GB高速NANDフラッシュの量産開始

» 2016年02月26日 11時56分 公開
[佐藤由紀子ITmedia]

 韓国Samsung Electronicsは2月25日、世界初のモバイル向け256GBのNANDフラッシュメモリの量産を開始したと発表した。「Universal Flash Storage」(UFS) 2.0ベースで、一般的なPC用SATA SSDよりも高性能という。

 ufs

 このUFSメモリは同社のV-NAND技術を採用し、入力/出力速度は4万5000/4万IOPSと、従来の1万9000/1万4000IOPSより2倍以上高速としている。また、連続読み込みでは、PCのSATA SSDの2倍近い毎秒850MBという速度という。

 同社は、このメモリを内蔵したスマートフォンであれば、超高精細(UHD)の長編映画をスプリットウィンドウの一方で鑑賞しつつ別のウィンドウで次に見たい映画を検索・ダウンロードすることも快適に行えるとしている。

 同社が21日に発表したフラッグシップAndroid端末「Galaxy S7」「Galaxy S7 edge」の内蔵ストレージは最大64GBだが、今後256GBのモデルも出てくるかもしれない。

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