光学3倍デジカメにハイエンドの質感をプラス!「ZenFone Zoom」SIM通

» 2016年03月04日 06時00分 公開
[SIM通]
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 ASUS JAPAN(以下、ASUS)は、SIMスマホ「ZenFone Zoom」(ZX551KL)を2月5日より販売開始しました。光学3倍ズームレンズをスリムボディーに搭載した、カメラ好きなら「欲しい!」と思う画期的なスマホです。

ZenFone Zoom

 ASUSのスマホと言えば、高速オートフォーカスを実現した「ZenFone 2 Laser」や自撮りの画質を追求した「ZenFone 2 Selfie」といった、カメラ機能を前面に押し出した個性的なSIMフリーモデルが有名です。その一方で「性能怪獣(パフォーマンスモンスター)」として、インテルのAtom CPUを搭載したハイスペックスマートフォン「ZenFone 2」も展開しています。

 このたび発売されたZenFone Zoomは、個性的かつハイスペックといった2つの特徴を併せ持つ、ASUSらしいSIMフリースマートフォンといったところでしょうか。今回はこのZenFone Zoomのカメラ機能に加えて、スマホとしての完成度を増した点を紹介します。

カメラには光学3倍ズームに光学手ブレ補正を搭載

 製品ラインアップとして、リアカバーがプラスチック製の「スタンダード」モデル(内蔵ストレージ32GB、64GB)と本革製の「プレミアムレザー」モデル(内蔵ストレージ64GB、128GB)があり、それぞれブラックとホワイトの2色が用意されています。CPUにはインテルのAtom Z3580(2.3GHzクアッドコア)を搭載し、最上位となる128GBのプレミアムレザーモデルではさらに処理能力が高いAtom Z3590(2.5GHzクアッドコア)を搭載しています。

デジカメなみの光学3倍ズームに光学手ブレ補正を搭載

 ZenFone Zoomの右側面には、通常の電源キーやボリュームキーの他に、カメラ機能として静止画撮影用の「シャッターボタン」と動画撮影用の「録画ボタン」があります。シャッターボタンの半押しによるオートフォーカスや、カメラ撮影モードでボリュームキーを「ズームキー」として使えるので、デジカメ感覚で楽しく撮影できます。

右側面に「シャッターボタン」と「録画ボタン」を配置

 他のスマートフォンでもデジタルズームによる望遠撮影が可能ですが、写真がぼやけたような拡大画像となってしまいがちです。ZenFone Zoomの光学ズームと比較すると画質の差は明らかです。

ズームなし

 また、光学3倍ズームは遠くのモノを大きく写すだけではなく、望遠側では被写体が歪まずに綺麗に撮影できるという光学的な特長もありますので、テーブルフォトなどではお皿などが歪まない望遠側での撮影がオススメです。

光学3倍ズームで遠くのモノも大きく写すことができます 光学3倍ズームで遠くのモノも大きく写すことができます
右はデジタルズーム、左は学3倍ズーム

 デジタルズーム(写真=右)では細かい部分がぼやけてしまっていますが、光学3倍ズーム(同左)なら細かい部分もしっかりと描写されています。

 さらに光学式手ブレ補正を搭載しているので、屋内でもブレの少ない綺麗な写真撮影が可能です。

撮影終了まで少し間がありますが、シャッターボタンを押したタイミングでしっかりと写っていました 撮影終了まで少し間がありますが、シャッターボタンを押したタイミングでしっかりと写っていました

 まさにデジカメのような使い勝手と性能をもつZenFone Zoomですが、撮影後の待ち時間が気になるところです。シャッターボタンを押して少し間を置いてからシャッター音が鳴るため、上手く撮影できていないのでは?と心配になりましたが、実際にはシャッターボタンを押したタイミングでしっかりと撮影されていました。

ボディー、性能ともZenFone史上最高の完成度

 ZenFone Zoomは、ASUSのスマホとしては初のアルミニウム製メタルボディーを採用しています。ZenFone Zoomの発表会では、このアルミボディーを採用した理由について、HOYA製のプリズムを2つ使った10層構造の高精度な光学レンズユニットを保護するためと説明していました。

 レンズ保護が目的とはいえ、このメタルボディーによって従来までのZenFoneシリーズにはない剛性感と質感の良さを実現しています。実際に手にしてみると、ハイエンドスマホ特有のしっかりとした作りから伝わる安心感もあります。カメラ機能ばかり注目されがちですが、このまったく新しいボディーもZenFone Zoomを選ぶ上で重要な要素になると思います。

ASUSのスマホとしては初のアルミニウム製メタルボディーを採用

 今回のラインアップでは従来からのプラスチック製リアカバーに加えて、イタリアの革職人の手による本革仕様のプレミアムレザーモデルも用意されています。このメタルボディーと本革の質感はZenFone史上もっとも高級感があります。プラスチック製のスタンダードモデルも従来とは違う剛性感がありますが、プレミアムレザーモデルを手にしてみると、長く使うスマホを選ぶ上で、こうした手触りや質感も大事にしたいと感じることでしょう。

ナビゲーションキーは画面の外に

 戻るボタンやホームボタンなどのナビゲーションキーが画面の外にあるため、フルHD(1080×1920ドット)のディスプレイに表示される情報が他のスマホより多いことも便利だと感じます。

 ZenFone Zoomは光学3倍ズーム付きのカメラが最大の魅力ですが、5.5インチディスプレイを搭載するハイエンドスマートフォンの中で、インテルの64bit Atom CPU、4GB内蔵メモリー(RAM)、質感の高さといった、製品の良さと性能の高さに惹かれて選んでも、高い満足度が得られる製品です。

(文:mi2_303)

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