カメラ、音質、パフォーマンス重視の「HTC 10 HTV32」――auが発売ハイレゾ対応イヤフォン同梱

» 2016年05月31日 12時00分 公開
[井上翔ITmedia]

 KDDIと沖縄セルラー電話は5月31日、HTC製Androidスマートフォン「HTC 10 HTV32」を2016年夏モデルとして投入することを発表した。発売は6月上旬を予定している。au Online Shopでの販売価格は7万8840円、毎月割は1710円/月(合計4万1040円)で、24カ月間利用した場合の実質価格は3万7800円となる。

 HTV32は、4月に発表された「HTC 10」のau向けモデルで、基本仕様はグローバルモデルと同一。「au 4G LTE」と「WiMAX 2+」の電波を組み合わせる3波キャリアグリゲーション(3CA)に対応。対応エリアにおいて下り最大370Mbps(理論値)の高速通信が可能だ。ボディーカラーはカメリアレッド、カーボングレイ、トパーズゴールドの3色を取りそろえる。

HTC、新フラッグシップ端末「HTC 10」発表

HTC 10 HTV32(正面) HTC 10 HTV32(正面:左からカメリアレッド、カーボングレイ、トパーズゴールド)
HTC 10 HTV32(背面) HTC 10 HTV32(背面:左からカメリアレッド、カーボングレイ、トパーズゴールド)

 プロセッサはQualcomm製の「Snapdragon 820」(CPU部はQualcommオリジナル2.2GHz 2コア+1.6GHz 2コア構成)を採用する。メインメモリは4GB、内蔵ストレージは32GBで、外部ストレージは最大200GBのmicroSDXCに対応する。ディスプレイは5.2型でWQHD(1440×2560ピクセル)のIPS-S液晶を搭載する。

 バッテリー容量は3000mAhで、ユーザーによる交換には対応していない。auスマホとしては初めてQualcommが開発した急速充電技術の新規格「Quick Charge 3.0」に対応。同規格対応で同梱の専用充電器を利用すれば、30分で約50%までバッテリーを充電できるという。USB端子は、コネクタの裏表を気にしなくてよいUSB Type-C端子を採用している。

 アウトカメラは約1200万画素のセンサーを、インカメラは約500万画素のセンサーを採用している。両カメラともにF1.8の明るいレンズを採用し、光学手ブレ補正に対応する。光学手ブレ補正をイン・アウト両方のカメラで対応するのは、世界初となる。動画撮影時にハイレゾ録音することも可能だ。

 サウンド面では、日本のスマートフォンとしては初めてのハイレゾ対応イヤフォンを同梱しているほか、本体上部にツィーター、下部にウーハーを備える「BoomSound 2.0」で内蔵スピーカーの音質も向上している。

 なお、HTV32はおサイフケータイ(モバイルFeliCa)とテレビチューナー(フルセグ/ワンセグ)を搭載していない。

「HTC 10 HTV32」の主な仕様
機種名 HTC 10 HTV32
メーカー HTC Corporation
OS Android 6.0
プロセッサ Qualcomm Snapdragon 820/2.2GHz 2コア+1.6GHz 2コア
メインメモリ 4GB
内蔵ストレージ 32GB
外部メモリ microSDXC(最大200GB)
ディスプレイ 約5.2型 WQHD IPS-S液晶
解像度 1440×2560ピクセル
連続通話時間 約1590分(VoLTE)
連続待受時間 約390時間(LTE/WiMAX 2+)
バッテリー容量 3000mAh(ユーザー交換不可)
アウトカメラ 有効約1200万画素
インカメラ 有効約500万画素
ボディーカラー カメリアレッド、カーボングレイ、トパーズゴールド
サイズ 約72(幅)×146(高さ)×9.2(奥行き)ミリ
重量 約161グラム

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