Xperia Xシリーズの最上位モデル発表 「フルMVNO」に向けた動きMobile Weekly Top10

» 2016年09月05日 11時30分 公開
[井上翔ITmedia]

 今回のITmedia Mobile Weekly Top10は、8月29日から9月4日までのアクセスランキングを集計しました。

Xperia XZ Xperia XZ

 今回のランキングでは1位に「Xシリーズの最上位モデル『Xperia XZ』、小型の『Xperia X Compact』発表」、3位に「Xシリーズ初のフラグシップ機は何が新しい?――写真で解説する『Xperia XZ』」と、ドイツ・ベルリンで開催中の「IFA 2016」で発表されたXperia Xシリーズの新機種に関する記事がランクインしました。

 「Xperia XZ」は、Xシリーズのフラッグシップモデルとして登場した新モデルで、画面サイズ的な意味では「Xperia Z5」の後継機種に近い存在です。「Capture without blur(ぶれなく撮影)」というキャッチコピーにもあるように、5軸手ブレ補正で従来よりもブレの少ない写真撮影を実現しています。また、「RGBC-IRセンサー」を搭載することでより正確なホワイトバランスも自動調整が可能となったり、4K動画撮影機能が“復活”したりとカメラ機能にかなり力をいれています。

Xperia X Compact Xperia X Compact

 XZと同時に発表された「Xperia X Compact」は、XZと同様に5軸手ブレ補正とRGBC-IRセンサーは搭載していますが、プロセッサ面ではミドルレンジモデルとなっています。防水・防塵(じん)機能を備えていないことも含めて考えると、今までの「ハイエンドなコンパクト」というXperiaのコンパクトモデルと異なる立ち位置を取るようです。

筆者のポケモン図鑑 筆者のポケモン図鑑は99種類

 ランキングの2位は「ポケモンGOで『あのポケモン』がいまだに登場しない理由」が返り咲きました。5位には「もうレベル20超えが当たり前? 『ポケモンGO』アンケート調査」、8位には「みんな図鑑埋まりすぎ! 『ポケモンGO』アンケート調査」と、Pokemon GO(ポケモンGO)に関するアンケート調査も2つランクインしました。ランク外のものも含めると、以前ほどの勢いはありませんが、今でもPokemon GOに関する記事はしっかり読まれている印象です。

 筆者のPokemon GOの「ポケモン図鑑(Pokedex)」は現在99種類で、あと1種類で100種類の大台となるのですが、なかなか新種に出会えずにいます……。いつ、新しい出会いはあるのでしょうか?

IIJの「フルMVNO」図 インターネットイニシアティブ(IIJ)

 ランキングの6位には「HLR/HSSの連携をドコモが承認:IIJ、2017年度に“フルMVNO”サービスを提供」が入りました。

 HLRは「Home Location Register」の略で、携帯電話の契約者の現在位置を把握するシステムです。HSSは「Home Subscriber Server」の略で、携帯電話の契約者の各種契約情報を格納するサーバーです。

 これらはまとめて「加入者管理機能」と呼ばれており、MVNO(仮想移動体通信事業者)が自前でこの機能を持つと、SIMカードを独自発行したり、複数のMNO(大手キャリア)の回線の使い分けを1枚のSIMカードでできるようになったり、海外ローミングサービスを自前で用意できるようになったりと、従来よりも柔軟な事業運営ができるようになります。一部では、自前で加入者管理機能を持つMVNOを「フルMVNO」と呼んでいます。

 一方で、フルMVNOになるには少なくとも十数億円の設備投資が必要とも言われ、軽くはない設備投資が必要です。インターネットイニシアティブ(IIJ)は2017年度中にフルMVNOとしてのサービスを始めることにしていますが、大きな設備投資に見合うだけの面白い、便利なサービスが出てくることに期待したいですね。

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