一括価格はドコモで購入するarrows SVが最も高いが、実質価格はarrows M03の3万円台前後よりも安い1万円台にまで下がる。MVNOの純粋な一括価格は、楽天モバイルのキャンペーン価格(2万9800円)が最安。スマモバは端末代が実質月−1000円だが、通信料込みの月額料金が36カ月までは4980円と、MVNOの中では高いので注意したい。
2年間使い続けるのなら、マンスリー割のあるUQ mobileが狙い目だ。たっぷりオプションならarrows SVの実質価格よりも安く、通信料込みの月額料金も13カ月までは3180円、14カ月以降は4180円(端末購入アシストを選択しない場合)と、スマモバやドコモよりも抑えられる。
販路 | 一括価格 | 分割価格 | 毎月の割引 | 実質価格 | |
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arrows SV | ドコモオンラインショップ | 5万8200円 | 2425円×24 | 1625円×24 | 1万9200円 |
arrows M03 | ビックカメラ.com | 3万6390円 | − | − | − |
ヨドバシ.com | 3万6398円 | − | − | − | |
IIJmio | 3万2800円 | 1380円×24 | − | − | |
mineo | 3万1800円 | 1325円×24 | − | − | |
DMM mobile | 3万3800円 | 1797円×24 | − | − | |
NifMo | 3万5556円 | 1482円×24 | − | − | |
BIGLOBE SIM | − | 1490円×24 | − | − | |
楽天モバイル | 2万9800円 | 1341円×24 | − | − | |
スマモバ | − | 2000円×36 | 3000円×36 | −3万6000円 | |
UQ mobile (ぴったりプラン+ 端末購入アシスト) |
1万円 | 1200円×24 (端末購入アシスト) |
500円×24 | 2万6800円 (1万円+1万6800円) |
|
UQ mobile (たっぷりオプション+ 端末購入アシスト) |
1万円 | 1200円×24 (端末購入アシスト) |
1000円×24 | 1万4800円 (1万円+4800円) |
|
UQ mobile (ぴったりプラン) |
3万8800円 | − | 500円×24 | 2万6800円 | |
UQ mobile (たっぷりオプション) |
3万8800円 | − | 1000円×24 | 1万4800円 | |
続いて外観や基本スペックを見ていこう。
ガラスを思わせる光沢感のある背面(素材は樹脂)と、その周りを囲うアルミフレーム、そしてキーやカメラレンズなどの外観はarrows SVとM03で共通している。一方、SVは「docomo」ロゴ、M03では「FUJITSU」ロゴが前面にあり、背面にはSVは「arrows」ロゴ、M03は富士通のインフィニットマークが中央に配置されている。また同じカラーのWhiteについては、SVは前面も白いが、M03の前面は黒くなっている。
カラーバリエーションも微妙に異なる。BlackとWhiteは2モデルともあるが、arrows M03のPink、楽天モバイル限定のChampagne Gold、mineo限定のGreenはarrows SVにはない色だ。
先述した対応バンドとカラバリを除けば、スペックは共通している。プロセッサはSnapdragon 410、メインメモリは2GB、内蔵ストレージは16GB、ディスプレイは5型HD(720×1280ピクセル)、バッテリー容量は2580mAhと、ミッドレンジスマホとして必要十分な性能を持つ。
機種名 | arrows SV | arrows M03 |
---|---|---|
メーカー | 富士通コネクテッドテクノロジーズ | |
OS | Android 6.0 | |
プロセッサ | Qualcomm Snapdragon 410 MSM8916/1.2GHz 4コア | |
メインメモリ | 2GB | |
ストレージ | 16GB | |
外部メモリ | microSDXC(最大200GB) | |
ディスプレイ(解像度) | 約5型HD 液晶(720×1280ピクセル) | |
連続通話時間 | LTE:約770分/3G:約700分 | |
連続待受時間 | LTE:約640時間/3G:約780時間 | |
バッテリー容量 | 2580mAh | |
メインカメラ | 有効約1310万画素CMOS | |
インカメラ | 有効約500万画素CMOS | |
ボディーカラー | Gold、Black、White | Black、White、Pink、Champagne Gold、Green |
サイズ | 約72(幅)×144(高さ)×7.8(奥行き)mm | |
重量 | 約141g | |
VoLTE | ○ | |
おサイフケータイ | ○ | |
ワンセグ | ○ | |
防水/防塵 | IPX5、8/IP6X | |
ホーム画面は、arrows SVはドコモ独自の「docomo LIVE UX」「docomo シンプル UI」を、arrows M03は富士通独自の「LeafUI」をプリセットしているのが違い。また、arrows M03はあらかじめ主要なMVNOのAPNがプリセットされているので、格安SIMでデータ通信を開始するのに必要な設定を省ける。
このように「販路」と「価格」で大きな違いのあるarrows SVとarrows M03。SVは2年間使用すればM03よりも端末価格が安くなるケースが多いので、ドコモを使い続けるのなら、SVを選ぶ方がいいだろう。M03は一括3万前後で購入できる安さが魅力なので、格安SIMに乗り換えて端末も買い換えたいけど、防水とおサイフケータイは必須……という人にオススメしたい。また前半でも述べた通り、auやソフトバンク(Y!mobile)のSIMを使うのなら、対応バンドの広いarrows M03が良い。
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