KDDIと沖縄セルラー電話は10月18日、LGエレクトロニクス製Androidスマートフォン「isai Beat LGV34」を発表した。発売は11月中旬を予定している。
isai Beatは「LG V20」をベースに開発されたauオリジナルモデルだ。
プロセッサはQualcomm製の「Snapdragon 820」(CPU部は2.2GHz 2コア+1.6GHz 2コア構成)を搭載し、メインメモリは4GB、内蔵ストレージは32GBを備える。外部ストレージはmicroSDXC(最大256GB)に対応する。バッテリー容量は3000mAh(ユーザーによる交換は不可)で、Qualcommの急速充電規格「QuickCharge 3.0」に対応している。外部接続端子はUSB Type-C(ケーブルやACアダプターは別売)となっている。背面の電源キーには指紋センサーも搭載した。OSはAndroid 7.0をプリインストールする。
ディスプレイは5.2型WQHD(1440×2560ピクセル)のIPS液晶のほか、その右上に「セカンドスクリーン」を搭載している。セカンドスクリーンには通知や簡易ツールなどを表示可能だ。
アウトカメラは、1600万画素と800万画素の「デュアルカメラ」構成となっている。1600万画素のセンサーには薄暗い場所でも明るい写真が撮影できるF1.8のレンズを組み合わせている。また、薄暗い中でもピント合わせができるレーザーオートフォーカスも合わせて採用している。一方、800万画素のセンサーには風景や集合写真の撮影時に便利な135度の広角レンズを組み合わせている。動画撮影時には、高精度な電子手ブレ補正の利用やリニアPCM(48kHz/24bit)形式の音声収録が可能だ。インカメラは500万画素センサーに120度の広角レンズを搭載している。
サウンド面では、デンマークの音響機器メーカー「バング&オルフセン(B&O)」のカジュアルブランド「B&O PLAY」によるチューニングが施されている。また、接続するイヤフォン・ヘッドフォンのゲイン(利得)や左右の音量バランスを細かく調節できるようにもなっている。さらに、ESS Technology製の32bitクアッドDACを採用することで、音声再生時に発生するノイズを従来比で50%低減している。なお、内蔵スピーカーは1つ(モノラル)となる。
モバイル通信面では、下り通信に加えて上り通信でもキャリアアグリゲーション(CA)を利用できるようになった。4G LTE(1波)とWiMAX 2+(2波)の3波CAが利用できるエリアでは、下り最大370Mbps、上り最大30Mbps(ともに理論値)で通信可能だ。無線LAN(Wi-Fi)は、IEEE 802.11ac/a/b/g/n(2.4GHz帯/5GHz帯)に対応する。
日本独自仕様として、au VoLTEへの対応、防水・防塵(じん)ボディーの採用、おサイフケータイの搭載、フルセグ/ワンセグ受信機能の追加(録画対応)も行われている。
なお、isai Beatは10月21日から全国のKDDI直営店舗(au SAPPORO、au SHINJUKU、au みなとみらい、au NAGOYA、au OSAKA、au FUKUOKA、au HAKATA)で展示を行う。
機種名 | isai Beat LGV34 |
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メーカー | LGエレクトロニクス |
OS | Android 7.0 |
プロセッサ | Qualcomm Snapdragon 820(MSM8996)/2.2GHz 2コア+1.6GHz 2コア |
メインメモリ | 4GB |
内蔵ストレージ | 32GB |
外部ストレージ | microSDXC(最大256GB) |
ディスプレイ | 約5.2型 WQHD IPS液晶 |
解像度 | 1440×2560ピクセル |
連続通話時間 | 1400分(VoLTE) |
連続待受時間 | 410時間(LTE/WiMAX 2+) |
バッテリー容量 | 3000mAh(ユーザーによる交換不可) |
アウトカメラ | 有効約1600万画素CMOS+約800万画素CMOS |
インカメラ | 有効約500万画素CMOS |
ボディーカラー | チタン、ゴールド |
サイズ | 約72(幅)×149(高さ)×8(奥行き)mm |
重量 | 約146g |
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