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» 2016年12月14日 21時30分 UPDATE

P9との違いは?――「HUAWEI Mate 9」はココが進化した (1/2)

「HUAWEI Mate 9」は、「フラグシップモデル」と呼ぶにふさわしい仕上がりになっている。一方、同じくフラグシップモデルである「HUAWEI P9」との違いも気になる。Mate 9は何が進化したのだろうか?

[田中聡,ITmedia]

 Huaweiの最新スマートフォン「HUAWEI Mate 9」が、12月16日に日本で発売される。

 最新のプロセッサや大容量バッテリー、ライカと共同開発した第2世代のカメラを搭載するなど、「フラグシップモデル」と呼ぶにふさわしい仕上がりになっている。一方、Huaweiのフラグシップ機といえば、6月に発売された「HUAWEI P9」も当てはまる。

 Mateシリーズは従来「大画面」を特徴としており、どちらかというと「ファブレット」といえるものだった。しかしここ最近は5.5型〜6型のスマートフォンも増えてきており、HuaweiもMate 9をファブレットとは呼んでいない。

 Huawei担当者によると、「Pシリーズがフラグシップの根本だが、毎年Mateが出る12〜1月には、最新のチップセットが搭載されることが多い」とのことで、新技術を積んだ上位モデルがMateという位置付けになっている。一方でライカのカメラはP9から継承しており、今回のMate 9はP9の正当進化版とも考えられる。

 では、Mate 9とP9は何が違うのか? あらためてまとめてみた。

HUAWEI Mate 9HUAWEI Mate 9 「HUAWEI Mate 9」。カラーはムーンライトシルバーとシャンパンゴールドの2色
HUAWEI Mate 9 側面〜背面はアルミで覆われており、高級感を得られる

画面サイズ

 Mate 9の画面サイズは、5.2型のP9よりも一回り大きい5.9型。数字だけを見るとさすがにデカすぎるのでは……と思えるが、ディスプレイのフチがギリギリまで狭められているため、手にすると思ったほど大きいとは感じない。幅は78.9mmで、5.5型のiPhone 7 Plus(77.9mm)より1mm太いだけ。筆者がiPhone 7 Plusを使っていることもあるが、違和感なく片手で操作できた。

 また大画面を生かし、上下に異なるアプリを表示させる「ダブルウィンドウ」にも対応した。

HUAWEI Mate 9HUAWEI Mate 9 5.5型のiPhone 7 Plusよりもやや大きい程度(写真=左)。5.2型のHUAWEI P9と比べると、かなり大きく見える(写真=右)
HUAWEI Mate 9 片手でもしっかりと握れる

パフォーマンスとバッテリー

 プロセッサは最新の「Kirin960」を採用。ARMの最新CPU「Cortex-A73」(4コア+4コア)が使われており、従来比でCPUのパフォーマンスは18%、電力効率は15%アップした。

 バッテリー容量はP9の3000mAhから4000mAhにアップ。連続待受時間は約150時間、連続通話時間や約3時間伸びている。Huaweiの調査によると、Mate 9は標準的な利用で2日以上の連続使用が可能だという。

カメラ

 ライカと共同開発したデュアルカメラはP9で初めて搭載したが、Mate 9では第2世代へと進化している。具体的な内容は以下の通り。なおインカメラの画素数(800万)や機能はP9から変更されていない。

HUAWEI Mate 9 ライカ印のデュアルカメラを搭載

モノクロセンサーが2000万画素に

 P9ではRGBセンサーとモノクロセンサーのいずれも1200万画素だったが、Mate 9ではモノクロセンサーが2000万画素にアップ。これにより、ディテールの描写力が50%向上したという。Huawei担当者によると、花など色鮮やかな被写体で、その違いを実感できるという。

HUAWEI Mate 9 最大20Mの静止画を撮影できる
HUAWEI Mate 9 深みのあるモノクロ写真を記録できる

光学式手ブレ補正に対応

 静止画と動画、どちらも光学式手ブレ補正に対応している。なお、光学式手ブレ補正はレンズを動かすことでブレを補正するため、その分のスペースが必要になる。そのため、Mate 9(厚さ7.9mm)はP9(厚さ6.95mm)より厚くなったにもかかわらず、カメラレンズがわずかに出っ張っており、フラットなボディーではなくなっている。

HUAWEI Mate 9 わずかだがカメラが出っ張っている

像面位相差AFに対応

 AF(オートフォーカス)は、「レーザーAF」「デプスフォーカス」「コントラストフォーカス」に加え、画素をピント合わせに使う「像面位相差フォーカス」を新たに採用した。より素早くピント合わせができるようになったほか、「ワイドアパーチャ」の設定時に、より正確に背景をぼかせるようになる。

HUAWEI Mate 9 ボケ味のある写真を撮れる「ワイドアパーチャ」

 新チップセット「Kirin960」に内蔵した深度計算プロセッサの性能も増しており、より高速なピント合わせや、美しいボケ味の表現が可能になった。

ハイブリッドズーム

 2000万画素のモノクロセンサーでとらえた情報を1200万画素に切り出すことで、2倍まで画質劣化を抑えてズームできる。レンズを動かす光学ズームとも、iPhone 7 Plusに搭載されている望遠カメラとも仕組みは違うが、Huaweiは「光学ズーム効果を得られる」と説明している。

HUAWEI Mate 9 2倍まで画質劣化を抑えてズームできる。なおハイブリッドズームは20Mでは利用できず、12M以下にする必要がある

4K動画の撮影

 動画撮影は4Kまでサポートする。4K動画の撮影時にも、光学式手ブレ補正が有効になる。

HUAWEI Mate 9 4Kサイズの動画を撮影できる

DSDSへの対応

 Mate 9は、Huawei端末としては初めて、LTEと3Gの同時待受(DSDS)に対応している。電話(3G)はビジネス用に、データ(LTE)はプライベート用に、といった使い分けが可能。海外滞在中に、データ通信は現地SIM、電話は国内SIMを使えるのも便利。

HUAWEI Mate 9

90日の画面破損サポート

 Mate 9ならではのVIPサービスとして、購入日から90日以内に画面が破損した場合、1回に限り、無償で修理をしてくれる。画面サイズが大きいほどスマホを落とすリスクも高まるので、うれしい特典だ。

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