写真と動画で解説する 折りたたみ型タフネスケータイ「TORQUE X01」G'zOne TYPE-Xとの比較も(1/4 ページ)

» 2017年01月13日 13時45分 公開
[青山祐介ITmedia]

 2010年秋冬モデルとしてカシオ計算機の「G'zOne TYPE-X」が発表された以来、6年ぶりの“タフネスケータイ”復活だ。auの2017年春モデルとして発表された「TORQUE X01」は、防水、防塵(じん)、耐衝撃性能といった“タフネス”性能を備えた、折りたたみ型のLTE対応フィーチャーフォンだ。2017年2月下旬の発売予定で、価格は一括4万3200円、実質2万1600円(いずれも税別)の予定。

TORQUE X01 京セラの「TORQUE X01」。カラーバリエーションは「シルバー」(左)と「レッド」(右)の2色
TORQUE X01 折りたたみ式でフロントパネルにはメタルリングの中にモノクロ液晶ディスプレイを装備。前面、後面の各ケースの四隅には、エラストマー製バンパーを装備している

 OSは非公表だが実際はAndroidベースとなっている。Google Playは利用できないが、LINEはプリインストールしている。またau Marketからアプリの入手は可能。

 LTEの通信速度が150Mbpsで、VoLTEとau世界サービス(GSM/UMTS)に対応。Wi-Fi(IEEE802.11b/g/n)とWi-Fiテザリング(最大接続数10台)も利用可能。また、おサイフケータイ、ワンセグ、赤外線通信機能も搭載している。

 1月12日の新製品発表会では、KDDIの田中孝司社長が今回発表したラインアップの中で「イチオシ」と評しただけあって、フィーチャーフォンながら、大きな注目を浴びていた。

G'zOne TYPE-Xをほうふつとさせるデザイン

 フロントパネルに腕時計のべゼルをイメージした丸型のサブディスプレイを備えたスタイルは、カシオ計算機のG'zOne TYPE-Xととてもよく似たデザインで、本体を開くと現れる円形のカーソルキーや、立体感のあるテンキーといったデザインも、やはりTYPE-Xをほうふつとさせる。

TORQUE X01
TORQUE X01 右側面には「マナー/シャッター」ボタン、そして両側面にオプションのハードホルダーのラッチを兼ねたストラップを装備
TORQUE X01 「発話」と「終話」ボタンの色は、「レッド」(左)が白一色なのに対して、「シルバー」(右)はそれぞれ緑と赤にすることで、モノトーンの中に華を添えている
TORQUE X01 背面のカバーを外すとバッテリーが現れる。バッテリーカバーをはじめ、シルバーとレッドのボディーカラーで塗装されたパーツは、落として塗装がはがれても目立ちにくいように、樹脂の成型色をなるべく塗装色に合わせている
TORQUE X01
TORQUE X01 歴代のG'zOneシリーズで防水のための背面カバーのロックを開閉する「ロックドライバー」同様、TORQUE X01にも「LOCK回転工具」が付属。幅の広い方で背面カバーのロックを回転、狭い方でSIMトレイを出し入れできる
TORQUE X01 メカメカしいデザインのメインメニューを始め、UIもG'zOne時代のタフネスケータイを思い起こさせるデザイン。標準の待ち受け画面は、時計をモチーフにしたもので秒針をイメージしたアニメーションが動く凝ったものだ

 こうしたデザインを採用したのも、「G'zOneシリーズを使っているユーザーからタフネスフィーチャーフォンを求める声がいまだに高い」(説明員)からだという。そんな声に応える形で、電話とメールの使いやすさを優れたフィーチャーフォンというスタイルを採用した。鮮やかなレッドや、赤いメタルベゼルが印象的なシルバーのボディーカラーに、エラストマー樹脂製バンパーという配色も、G'zOneシリーズのファンを魅了するデザインとなっている。

TORQUE X01 TORQUE X01(左)と2010年秋冬モデルのカシオ計算機製G'zOne TYPE-X(右)
TORQUE X01
TORQUE X01
TORQUE X01
TORQUE X01
TORQUE X01 メーカーやシリーズのブランドは違うが、そのたたずまいや各部のデザインには、auのタフネスケータイたる要素がちりばめられている
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