間もなくSamsung Electronicsのフラグシップモデル「Galaxy S8」「Galaxy S8+」が各国で発売になります。韓国では4月18日から先行予約者に端末の発送が始まっているようで、5月にならば他の国でも次々と販売が始まるでしょう。
スマートフォンの新製品が登場すると、中国の深センにあるケース問屋も忙しくなります。世界中のスマートフォンのケースの大半が深センで作られているといわれています。深センの電脳街にはスマートフォンケースの問屋が入るビルが何本も立ち並び、その中には数百軒以上もの問屋が軒を連ねています。
早速ケース屋さんを回ってみると、Galaxy S8シリーズを表す「S8」「S8+」「S8 Plus」の表示を掲げたケースが売られています。ここは問屋なのでバルク売りが目立つのですが、これを仕入れた業者が自分でパッケージに入れて売るケースも多くあります。値段は100円〜500円程度。生産地だけに安いです。もちろん日本などで売られるときは、輸送費やら人件費がかかるので、この値段よりは高くなりますね。
またケース問屋ビル内には、スマートフォンのモックを売る店もあります。日本のようにキャリアがホットモックを作る例はなく、メーカーや販売代理店が販売店向けにモックを作ります。そのモック屋の店頭にもGalaxy S8とS8+のモックが展示されていました。ただしどちらもオリジナル品ではなくコピー品。家電量販店やキャリアの店に展示されるオリジナル品はまだ作っているところなのでしょう。コピー品は現物を忠実に再現しているので、サイズの誤差はほとんどありません。
筆者はまだGalaxy S8を買うかどうか決めていませんが、せっかくなのでいくつかカバーを買ってみました。カラバリもいろいろありますが、無難な色を選択。フリップタイプのカバーもすでにいくつか出てきています。しかし2機種それぞれのものを買ったので結構な枚数になってしまいました。
そしてこのケースを実際に試してみるために、モックアップも購入。実機は3月末にニューヨークで開催された発表会で触りましたが、あらためて触ってみるとスリムなボディーは大画面ながらも片手で楽に持てます。
早速ケースを着けてみましたが、フリップタイプのケースを付けても十分片手で持てます。もともと横幅がスリムだからなのですね。過去のGalaxyのエッジディスプレイモデルは、ケースを着けるとスリム感がスポイルされてしまったのですが、Galaxy S8シリーズにはそれがありません。
ケース以外にもエッジディスプレイに合わせた曲面のガラス保護フィルムなども出回っていました。実機が出てくるころには、さらに種類が増えていることでしょう。あとは日本での発売のアナウンスがいつ行われるのか。楽しみに待ちたいところです。
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