一般社団法人モバイル・コンテンツ・フォーラム(MCF)とスマートフォンアプリジャム2017実行委員会は、7月9日〜10日にかけて「スマートフォンアプリジャム2017(SPAJAM2017)」の本選を行った。
各地で行われた予選を勝ち抜いた12チームをはじめ、エキシビション参加として富士通、gumi、ヤフー、ドワンゴのスポンサー混成チームも参加。本選では「勇気」というテーマで24時間以内にアプリを開発し、プレゼンテーションを実施した。
最優秀賞に選ばれたチーム「市川電産」のアプリ「ユウキセキ」は、両手がふさがっている状況や緊急時などに言葉やスマートフォンを使わずアクションのみで助けを求められるIoT通知サービス。メガネ型ウェアラブルデバイス「JINS MEME」を活用し、事前に登録した体の動作を検出すると電話やメール、Twitter、光るバッチで近隣や遠方へ助けを求めることができる。パーソナライズされた細やかな配慮、既存のもの・汎用(はんよう)性の高いものを組み合わせる実装力、端末を見なくても使えるUXなどが評価された。
優秀賞には特定の人のあだ名を生成してSNSに投稿するアプリ「嫌われAIの命名」を開発したチーム「Rising Sun」、知り合いに相談する勇気がない人が匿名で電話相談できるAIマッチングサービス「なやんTeL」を開発したチーム「甘えん坊将軍」が受賞。審査員特別賞には機械学習システムの活用でアドバイスを行う対話型サービス「reroute」が選出された。受賞チームには賞品として「シリコンバレースペシャルツアー」などの賞品が贈られる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.