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» 2017年08月01日 22時40分 UPDATE

新しい“5時間”プラン nuroモバイルが「深夜割」を提供する狙い

8月1日から「nuroモバイル」で「深夜割プラン」が利用できるようになる。午前1時〜6時に限って高速通信が使い放題になるのが特徴。なぜこのプランの提供を決めたのだろうか。

[田中聡,ITmedia]

 ソニーネットワークコミュニケーションズが「nuroモバイル」で8月1日に提供を開始した「深夜割プラン」は、午前1時〜6時の5時間だけ、高速通信を無制限で使えるというもの。料金はデータSIMが月額1500円(税別、以下同)、SMS付きSIMが月額1650円、音声SIMが月額2200円。

深夜割プラン 「深夜割プラン」

 同社はこれまで、24時間の中で5時間使い放題になるプランを提供してきた。通信サービスの料金は、毎月決まった容量を使えるプランが主流で、時間で区切るプランは少数派だ。そして新たに加わった深夜割は同じく5時間の使い放題だが、5時間の対象時間を1時〜6時にきっかり決めて、料金を1000円安くしたのが大きな違いだ。つまり1時〜6時の間、続けて通信をしていないと、従来の5時間/日プランよりも高速通信を利用できる時間は短くなる。

深夜割プラン 5時間/日プランだと、1日のうち合計5時間通信できるので、時間は選ばないほか、断続的に通信してもよい。一方、深夜割プランだと高速通信できる時間帯が1時〜6時に限られている

 モバイル事業部門 ビジネス開発部 部長の細井邦俊氏は、深夜割プランのターゲットについて「昼はほとんど通信しないが、夜、仕事やプライベートで使う人」と説明するが、どれほどのニーズがあると判断したのだろうか。細井氏は「5時間/日プランを2月にリリースして、多くのお客さまから好評を得ている。その中で、深夜に限って使っている方がいて、深夜に安く使いたいという声があった」という。

 また深夜は日中よりも使われる帯域が少なく余裕ができるため、大きな影響はないと判断したようだ。

深夜割プラン ソニーネットワークコミュニケーションズ モバイル事業部門 ビジネス開発部 部長の細井邦俊氏(右)

 一方で、日中も深夜も高速通信を使いというニーズもあるはずだ。深夜割プランを「オプション」で提供することは考えなかったのだろうか。細井氏は「オプションにすると複雑になり、誤認識もある。同じ5時間で1日使ってもらうパターンと、1〜6時でお使いいただくパターンに分けた」と回答。5時間/日と深夜割が共存すると、“5時間”を別々にカウントしないといけないため、システム上、実装が難しい面もあるのだろう。

 深夜割プランはモバイルWi-Fiルーターやセカンド端末で利用するなど、深夜割と通常プランで異なる端末を使っていれば問題ないが、1台の端末を使っている場合は、SIMを差し替える必要があるので少々面倒。1枚のSIMで賄えるよう、例えば日中5時間+深夜5時間を想定した「10時間/日」というプランがあってもよさそうだ。

 ともあれ、月額2500円〜の5時間/日プランのユーザーで主に深夜しか通信していないという人とっては、今回の深夜割プランなら単純に1000円安くなるので、歓迎されることは間違いない。

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