レビュー
» 2017年11月26日 07時00分 公開

実用にはどう? カードサイズのSIMフリーケータイ「NichePhone-S」を試す(後編) (1/3)

クラウドファンディングによる先行販売を経て、家電量販店などでも販売が始まった「NichePhone-S(ニッチフォンS)」。カードサイズのケータイは「実用的」なのか、実際に使って確かめてみよう。

[井上翔,ITmedia]

 クラウドファンディングによる先行販売を経て、本格的な販売に歩みを進めたフューチャーモデルのSIMロックフリー携帯電話「NichePhone-S」。レビュー前編では、そのサイズ感をいろいろなものと比べて見ました。

 後編では、携帯電話としての使い勝手を実際に確かめていきます。

NichePhone-S カードサイズの携帯電話「NichePhone-S」

通信ネットワークは「W-CDMA Band 1」のみ SIMカードは「Nano」

 サイズゆえか、NichePhone-Sの対応するモバイルネットワークはW-CDMAのBand 1(2.1GHz)のみと割り切っています。この条件に合致する通信ネットワークを持つ国内キャリアは以下の通りです。

  • NTTドコモの「FOMA」
  • ソフトバンクの「SoftBank 3G」

 山間部を中心に整備されている800MHz/900MHz帯の通信サービス(ドコモの「FOMAプラスエリア」やソフトバンクの「プラチナバンド」)には対応していないので、山間部に出かけることが多い人は要注意です。

 対応するSIMカードは「Nano SIM」で、W-CDMA専用端末(=LTE非対応端末)でも通信できるものが必要です。筆者は、以下の契約を結んでいるNano SIMカードで通話・データ通信できることを確認しました。

  • NTTドコモの「シンプルプラン」を契約しているXi契約
  • Y!mobile(ソフトバンク)の「ケータイプランS」契約

 Nano SIMカードは背面にあるカードスロットに挿入します。スロットのふたは簡単に開きます。不意に外れることはほぼありませんが、ふたは紛失しないように注意しましょう。

パッケージ裏 NichePhone-Sのパッケージ裏にも「3G(W-CDMA)のBand 1のみ」対応している旨が書かれている。書かれていないが、LTE対応端末でのみ使えるSIMカードでは通信できないので注意しよう
SIMカードスロット Nano SIMカードスロットは背面にある。ふたはすぐに外せる。不用意には外れないが、紛失には注意したい

MVNOのSIMでも使える ただし「LTE専用」ではデータ通信不可

 NichePhone-Sは、NTTドコモやソフトバンクの回線を使うMVNOの音声通話プランでも使えます。ただし、LTE非対応端末での通信を許可していないMVNOのSIMカードでは、テザリング機能やネットワーク経由での端末ソフトウェア更新ができません

 MVNOのSIMカードと組み合わせて使う場合は、LTE非対応端末でも使えるかどうかを事前に確認することをお勧めします。フューチャーモデルでも動作確認済みのSIMカード一覧を公開しているので確認しておくと良いでしょう。

楽天モバイル 例えば「楽天モバイル」では、2015年10月6日以降に契約した音声SIMカードだとNichePhone-Sのテザリングやネットワーク経由でのソフトウェア更新ができない

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