2018年も残すところあとわずか。そこで、ITmedia Mobileの月間アクセスランキングを集計しつつ、1年を振り返ってみようと思います。
今回は7月のランキングを見てみましょう。
2018年7月1日〜2018年7月31日
7月というと、だんだんと暑さが増していく頃合い。スマホの発熱も気になるなってくる時期でもあります。そのせいか、1位には各キャリアに熱冷ましの方法を尋ねた記事がランクインしました。
以前と比べると、スマホが急激に発熱することは減りましたが、連続して動画を視聴したり3Dグラフィックをゴリゴリ使うゲームをプレイしたりすると、結構な熱を持ちます。通常、一定温度異常に本体が発熱すると、本体を保護するための動作制限が自動的にかかります。動画視聴中、あるいはゲーム中に動作速度が落ち込むと困ることもあるでしょう。
しかし、この記事にもある通り、熱くなったからといって急激に冷やすと、本体内に結露を生じてしまう恐れがあるためお勧めできません。私もこれをやってスマホの保証が切れた(内部の浸水反応シールが染まってしまった)ことがありますから……。
スマホが発熱した場合は、風で冷却するのが一番です。何しろ、11月に空冷ファンを標準付属するスマートフォンも出たぐらいですし……(やりすぎ感もありますがゲームを長時間安定してやるには効果てきめんです)。
7月は、5月や6月と同じくソニーモバイルコミュニケーションズの「Xperia」に関する記事が引き続き読まれました。
Samsung Electronics(サムスン電子)やHuawei(ファーウェイ)の攻勢もあり、海外では苦戦傾向にあるXperiaですが、日本国内では強いブランド力を有しています。
現状のXperiaスマートフォンはハイエンドモデル(XZファミリー)を主軸に置き、日本以外の国々ではミドルレンジモデルも展開するという戦略を取っています。しかし、世界的にハイエンドスマートフォンの価格が高騰する中、ハイエンドモデルに注力する戦略は「諸刃の剣」でもあります。
日本でも、サムスン電子は「Galaxy Feel」ファミリーなどミドルレンジモデルを展開するようになり、良い評価を受けています。ファーウェイは「lite」を冠するミドルレンジモデルの出来の良さが評価され、ハイエンドモデルへの関心が高まるという好循環を築いています。Androidスマホのメーカー(ブランド)の広がりには出来の良いミドルレンジモデルが欠かせないのです。
翻って、先述の通り国内におけるXperiaはハイエンド“のみ”用意しています。ブランドをより活性化するには、手頃なミドルレンジモデルを日本でも展開する必要がありそうですが、どうするのでしょうか……?
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