ポストEee PCとして話題を集め、全世界的に品不足となっている日本ヒューレット・パッカード(HP)の「HP 2133 Mini-Note PC」。6月に開催された「COMPUTEX TAIPEI 2008」では、Atom搭載PCが続々と登場したが、現時点で国内に出回っている製品はまだない。
このHP 2133は、既存のVIAモバイルプラットフォームを採用することにより、ほかのメーカーに先駆けて市場に投入されたが、世界規模で予想以上の注文があったため販売を延期したり、販売を一時停止したりと話題に事欠かない。アルマイト加工を施した剛性感の高いボディをはじめ、OSにWindows Vistaを搭載したり、スタンダードモデルで5万9850円、2個のバッテリーが付属したハイパフォーマンスモデルでも7万9800円(いずれも同社直販のHP Directplus価格)と優れたコストパフォーマンスも見逃せない。
すでにHDDへのアクセス方法は、こちらの記事で動画を交えて取り上げたが、内部はどのようなパーツで構成されているのであろうか。
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メモリスロットやHDDベイへのアクセスは簡単で、3本のネジを回してキーボードユニットを取り外すだけで済む。メモリは標準で2Gバイト(ハイパフォーマンスモデル)か1Gバイト(スタンダードモデル)となっているが、メモリスロットは1基しかないので増設の際は標準搭載のモジュールが無駄になる。
一方、HDDベイは3本のネジを外せば取り出せ、2.5インチ/9.5ミリ厚のSerial ATA HDDに換装可能だ。ただ、ハイパフォーマンスモデルは160Gバイト、下位のスタンダードモデルでも120Gバイトと、このクラスの製品としては容量が大きめなので、交換するのであればより回転数を引き上げた7200rpmのドライブ(標準は5400rpm)を狙いたいところだ。
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