「石を作り続けて40年」――ゴージャスなインテルイベント古田雄介のアキバPickUp!(2/2 ページ)

» 2008年08月04日 12時00分 公開
[古田雄介,ITmedia]
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4GHz超えは当然のオーバークロックデモが多数

 メーカーブースではユニークな試みも見られた。参加者が多かったのは、情報蓄積型コミュニティサイトを運営するzigsowが提供する「CPU占い」。CPU占いは、名前を入力すると生まれながらに持っている「シンボルのCPU」が明かされるというゲーム。診断結果に基づいて、横に設置されているCPUツリーに願いごとを書いたラベルを張って、そのCPUを買えば夢が実現するそうだ。

zigsowが用意していたCPUツリー。多数の願いごとが張られている(写真=左)。名前を入力すると、運命のCPUが判明する。姓名の間にスペースを入れると結果が変わった(写真=中央)。自分のシンボルCPUの近くに願いごとを張るのだ(写真=右)

 そして、コアな自作ユーザーは、オーバークロックの世界保持者のNewbeetle氏とduck氏が担当する「オーバークロックライブデモ」に強い関心を寄せていた。Core 2 Extreme QX9770搭載マシンを用意し、どこまでクロックを上げられるか挑戦するという。初日の2日は4GHz前後にとどめ、3日に世界記録に挑戦するという。

オーバークロックライブデモコーナー(写真=左)。オーバークロックに使うCore 2 Extreme QX9770マシン(写真=中央)。2日は4GHz前後で安定動作させていた(写真=右)

 また、ASUSTeKも自作のオーバークロックマシンを展示しており、こちらも人気があった。熱帯魚の水槽に使うポンプを利用した水冷マシンを組み、Core 2 Duo E8500を4.3GHz以上のクロックでの安定動作を披露。同社のスタッフは「事務所では4.5GHzまで余裕で動いていたのですが、会場はやや暑かったので、クロックを抑えました。自作PC用のアイテム以外にもPCに活用できることを伝えたいと思いまして」と、“DIY魂”をアピールした。ちなみに、デモに使った水槽用ポンプは3万円以下で購入できるものだ。

オーバークロッカーのために開発された「Rampage Extreme」。8月下旬に5万5000円前後で発売されるという(写真=左)。Rampage Extremeを使ったASUSTeKのオーバークロックマシン。Core 2 Duo E8500の定格である3.16GHzを1GHz以上超える4.3GHzで安定動作していた(写真=中央/右)

 各ブースが盛り上がるかたわら、メインステージでは、豪華ゲストが終日観客を楽しませていた。2日は、自作PC好きで知られる声優の古谷徹氏が登場し、自らがマウスコンピュータの組み立て工場を訪問するリポートビデオを放映。古谷氏は「ライブで肋骨を骨折して、療養中でひまだったときにパソコンに興味を持ちました。最初はMSXでしたね」と、PCにはまったいきさつを語り、ファンを喜ばせていた。

 また、後半にはマジシャンのマギー審司氏のマジックショーを用意。テレビでもおなじみの軽妙なトークとマジックで、PCに詳しくない層でも楽しめる場を作り上げていた。

古谷氏のトークセッション。会場が広いぶん観客席も多かったが、それでも立ち見客があふれていた(写真=左)。古谷徹氏(写真=中央)。マギー審司氏のマジックショー(写真=右)

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