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» 2009年04月01日 11時30分 UPDATE

イマドキのイタモノ:AM3とDDR3メモリに対応したMSIの「790GX-G65」で遊ぶ (1/3)

「微妙なラインアップ」のDDR3対応Phenom IIが使える790GX-G65。その使い勝手とオーバークロック性能、そして、“禁じられた遊び”を検証してみた。

[寺崎基生,ITmedia]

DDR3が使えるAMD 790GXマザーボード

 MSIは従来からAMD 790GXチップセットを搭載した「DKA790GX Platinum」「KA790GX-M」を出荷している。どちらもAM2+対応マザーボードで、Phenomが使えるグラフィックス統合モデルとして人気がある。

 790GX-G65は、新世代のPhenom IIが使えるAM3対応マザーボードで、メモリもCPUに統合されたコントローラが対応するDDR3が使えるメモリスロットを搭載する。チップセットは、Radeon HD 3300を統合したAMD 790GXで、サウスブリッジにはSB750を採用する。

kn_msi790_01.jpg AM3とDDR3に対応したAMD 790マザーの「790GX-G65」

 790GX-G65の外観については、すでにこちらのフォトレビューで紹介しているが、今回は、790GX-G65のパフォーマンスや使い勝手などを評価する。そのまえに、このマザーボードの仕様をもう一度整理しておこう。

 790GX-G65は、AMD 790GXチップセットを搭載したATXマザーボードで、4本のDDR3メモリスロットを持つ。CPUソケットはAM3に対応しており、Phenom II X3/同 X4が利用できる。AM2+対応のPhenom IIはAM3とピンの数が異なるため物理的に取り付けることができない。

 2009年3月の時点でAM3マザーボードが使用できるCPUは、Phenom II X3 720 Black Editionと、Phenom II X4 810だけだ(ほかにもラインアップが用意されているが、PCパーツショップで入手するのは困難)。トリプルコアのPhenom II X3 720 Black Editionと、クアッドコアながら3次キャッシュメモリが本来の6Mバイトから4Mバイトに減らされたPhenom II X4 810しかないので選択が難しい。クアッドコアで3次キャッシュメモリを6Mバイト搭載する高クロックのPhenom II X4シリーズが将来登場するとも言われているので、それまで待つという考えもありえるだろうか。

 AMD 790GXは、グラフィックスコアとしてRadeon HD 3300を統合したチップセットだ。ハイビジョンコンテンツの再生にも対応できるパフォーマンスを持っているので、最新の3Dゲームでなければ外付けのグラフィックスカードは必要ない。オンボードでグラフィックス専用のDDR3メモリを128Mバイト搭載しているため、メインメモリを共有する必要がなくパフォーマンスも確保できる。3Dゲームなどでより高い性能が必要なユーザーなら、用意されている2本のPCI Express x16スロットを使って、CrossFireを構築してもいい。

 790GX-G65固有の画像出力としては、アナログRGB、DVIに加えて、HDMIも用意されている。そのほか、1000BASE-T対応の有線LAN、7.1チャネルオーディオ、IEEE 1394なども搭載している。

kn_msi790_02.jpgkn_msi790_03.jpg ノースブリッジにあたるAMD 790GXのRadeon IGP。統合されたRadeon HD 3300に加えて、CrossFireにも対応している(写真=左)。サウスブリッジはSB750を採用する。6ポートのSerial ATAに対応しており、RAID 0、1、0+1、5が構築できる(写真=右)

kn_msi790_04.jpgkn_msi790_05.jpg AM3に対応したCPUソケット。見た目はほとんどAM2と同じだが、ホールの数がわずかに違っている(写真=左)。2本のPCI Express x16スロットは、片方だけ使う場合はx16モードで動作するが、2本同時使用の場合にはx8+x8モードでの動作となる(写真=右)

kn_msi790_07.jpgkn_msi790_08.jpg 豊富なインタフェースを持ちながらコンパクトにデザインされたバックパネル。3系統のディスプレイ出力以外にIEEE 1394やeSATAまで搭載する(写真=左)。Serial ATAは、1つだけ色が違うが、すべてSB750によって制御される(写真=右)

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