アイ・オー、miniB-CASカード採用で小型化した地デジチューナー3モデルWindows 7のMedia Center専用モデルも投入

» 2009年11月04日 17時15分 公開
[ITmedia]

SIMカードサイズのminiB-CASカードでボディサイズを小型化

 アイ・オー・データ機器は11月4日、miniB-CASカード採用の地上デジタル放送対応チューナーを発表した。PCI Express x1カードの内蔵型「GV-MVP/HS3」、USB 2.0バスパワー駆動の外付け型「GV-MVP/HZ3」および「GV-MC7/HZ3」の3モデルを11月下旬に発売する。録画ソフトはGV-MVP/HS3とGV-MVP/HZ3が同社独自の「mAgicTV Digital」、GV-MC7/HZ3がWindows 7搭載のWindows Media Centerだ。価格はGV-MVP/HS3とGV-MVP/HZ3が1万4280円、GV-MC7/HZ3が9975円。

miniB-CASカード搭載地デジチューナーのラインアップ
製品名 ボディ形状 録画ソフト 価格
GV-MVP/HS3 PCI Express x1内蔵型 mAgicTV Digital 1万4280円
GV-MVP/HZ3 USB 2.0外付け型 mAgicTV Digital 1万4280円
GV-MC7/HZ3 USB 2.0外付け型 Windows 7のWindows Media Center 9975円

内蔵型の「GV-MVP/HS3」(写真=左)。外付け型の「GV-MVP/HZ3」と「GV-MC7/HZ3」は同じボディを採用する(写真=中央)。USBケーブルとテレビアンテナケーブルが直線的に接続されるデザインを採用し、設置性に配慮した(写真=右)

 これら3モデルは、ARIB規格の改定により従来のB-CASカードより小型化したminiB-CASカードを採用。カードサイズは携帯電話に使われているSIMカードと同じで、カードスロットの小型化によりボディサイズもコンパクトになった。本体サイズと重量はGV-MVP/HS3が73(幅)×69(高さ)ミリで約45グラム、GV-MVP/HZ3とGV-MC7/HZ3が86(幅)×29(高さ)×52(奥行き)ミリで約56グラムだ。GV-MVP/HZ3にはロープロファイル対応ブラケットが添付される。

B-CASカードを小型化したminiB-CASカード(写真=左/中央)。GV-MVP/HS3と同社の第1世代地デジチューナーカード「GV-MVP/HS」の比較(写真=右)

GV-MVP/HZ3にはワンセグ用のロッドアンテナが付属

 mAgicTV Digitalで録画を行うGV-MVP/HS3とGV-MVP/HZ3は、Windows XP(SP2)/Vista/7(Windows 7は64ビット版も対応)で動作する。12セグの地デジ放送とワンセグの受信に対応し、地デジの受信感度が低下した場合、自動的にワンセグに切り替えて録画することが可能だ。録画したワンセグ番組はメモリースティックPROデュオにダビングでき、PSPに入れて持ち出せる。GV-MVP/HZ3にはワンセグ用のロッドアンテナも付属する。mAgicTV Digitalは新たに1.5倍速の音声付き再生に対応した。

 GV-MC7/HZ3はWindows 7のWindows Media Centerでのみ動作するモデル。OSの標準機能を利用することで、低価格化を図った。アイ・オー・データ機器独自の機能拡張を行うことで、Blu-ray Disc/DVDへのダビングやDTCP-IPによる録画番組のホームネットワーク配信も実現している。

USB接続の地上/BS/110度CSチューナーも発表

 アイ・オー・データ機器は、地上/BS/110度CS放送に対応したUSBバスパワー駆動の外付け型チューナー「GV-MVP/VZ」も同時発表した。価格は1万6485円で、11月中旬に発売する予定だ。

 GV-MVP/VZは2009年6月下旬に発売されたPCI Express x1カードの内蔵型チューナー「GV-MVP/VS」と同等の機能を備えたUSB 2.0接続の外付け型モデル。録画ソフトはmAgicTV Digitalを用いる。対応OSはWindows XP(SP2)/Vista/7だ(Windows 7は64ビット版も対応)。

デジタル3波に対応した「GV-MVP/VZ」(写真=左)。通常のB-CASカードを採用するため、GV-MVP/HZ3やGV-MC7/HZ3よりボディサイズが大きい(写真=中央)。手前がWindows 7のWindows Media Center用オプションリモコン、奥がmAgicTV Digital用オプションリモコン(写真=右)

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