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» 2010年04月01日 13時00分 UPDATE

「“7”移行に悩んでいる」中小企業に:MSら8社、中小企業向け「Windows 7移行キャンペーン」──企業PCの“買い換え”を支援

マイクロソフトとパートナー8社が、「Windows 7への移行を悩む」中小企業に向けた導入支援キャンペーンを4月1日より実施。法人PC割引販売などの施策を用意する。

[岩城俊介,ITmedia]

「OS移行に課題を抱える」中小企業向け導入支援を積極展開

photo 「中小企業のWindows 7移行をもっと支援する活動を強化する」(マイクロソフト コマーシャルWindows本部の中川哲本部長)

 マイクロソフトは4月1日、業界8社と協同で「Windows 7へお手軽お引っ越しキャンペーン」を始めると発表。Windows 7への移行に悩む中小企業を対象に移行支援のための各種施策を展開し、販売パートナー営業を通じた影響活動をより強化する。

 OSの移行において、多くの企業──特に選任スタッフの配置や移行のため確認・検証に多くリソースをかけられない事情がある中小企業は、データの移行やアプリケーションの互換性、ハードウェアの買い換えコストに課題が残る現状がある。今回のキャンペーンはその中小企業向け課題の一部を解消すべく、ソフトウェアパートナー3社(AOSテクノロジーズ、ジャングル、ソースネクスト)が「データ環境移行ソフトや移行後に必要となる各種ユーティリティソフト」の割引販売、ハードウェアパートナー5社(NEC、エプソンダイレクト、日本HP、富士通、レノボ・ジャパン)が「法人向けPCの割引販売」といった施策を共同で行う。

 中小企業向けの移行促進キャンペーンはこれまで、2009年2月20日〜8月31日まで「法人向けWindows 7先行優待キャンペーン」、2009年9月1日〜2010年4月30日まで「Windows 7 ボリュームライセンス早期アップグレード割引キャンペーン」が行われた(2010年4月1日現在、早期アップグレード割引キャンペーンは延長継続中)。


photophotophoto 法人市場における2010年上半期のWindows 7シェアは約6%に達する見込み。クライアントOS移行のきっかけは「PC入れ替えを機会に」が7割以上を占める(画像=左)。中小企業の導入支援策として、ソフトウェアや新規PCの割引販売をパートナー企業と共同で実施していく(画像=中、右)

 各パートナー企業が行う施策は以下のとおり。

メーカー 主な内容 キャンペーン詳細
AOSテクノロジーズ「Windows 7へのお引っ越しキャンペーン」 「ファイナルパソコンデータ引っ越し7」など法人ライセンス購入者に表示価格の10%オフで提供 http://www.finaldata.jp/hikkoshi7/
pcikou.html
ジャングル「最大25%オフ!厳選パソコンソフト特別セール」 同社が厳選したPCソフトを最大25%オフの特別価格で提供 http://www.junglejapan.com/
ms_win7cp/
ソースネクスト「まかせてラクラク“マカセル引越”キャンペーン」 「マカセル引越」をはじめ、Windows 7対応ソフトを特別価格で購入できる期間限定キャンペーンを実施 http://www.sourcenext.com/eshop/
mk7/
NEC「Windows 7搭載モデルキャンペーン」 Mate J、VersaPro JシリーズのWindows 7搭載モデルを特別価格で提供 http://club.express.nec.co.jp/store/
j2/index.html
エプソンダイレクト「Windows 7買い換え促進支援」 Windows 7搭載「Endeavor AT971」とAOS「ファイナルパソコン引越し 7 PRO」を同時購入できる http://shop.epson.jp/at971/
日本HP「Windows 7移行促進・エコキャッシュバックキャンペーン」 Windows 7 ProfessionalおよびCore 2 Duo以上のCPUを搭載したビジネスPC購入者を対象に、最大5000円をキャッシュバック http://h50146.www5.hp.com/directplus/
promotions/others/eco_cashback_cam/
富士通 法人向けWindows 7移行促進キャンペーンを開始予定 http://www.fujitsu-webmart.com/pc
/index1
レノボ・ジャパン「Windows 7引越しキャンペーン」 Windows 7搭載ThinkPadをキャンペーン特価で紹介 http://www.lenovo.com/jp/
mktg/lp/win7migration/

 新PCへのデータ移行手段についてはマイクロソフトも「Windows転送ツール」を用意するが、「中小企業において、マイクロソフト製ソフトウェア(および一部の主要アプリケーション)以外の、サードパーティ製ソフトウェアを含めた移行も対象にするため」(マイクロソフト コマーシャルWindows本部の中川哲本部長)として、Windows 7対応のデータ移行ソフトウェアをリリースするパートナー企業と共同で展開することにした。

 IDC Japan調べによると、2010年上半期のWindows 7市場シェア(実稼働OSの場合。ダウングレード権を利用したWindows XP環境は含まず)でコンシューマー市場が約12%、法人市場が約6%、かつ3年以内に企業の6割がWindows 7に移行すると予想され、特に法人市場は旧OSのサポート終了時期も導入(移行)検討を行うきっかけとなる理由の1つになっている。同社らは大企業はもちろん、中小企業の層に対しても不安や課題の解消、移行手段の提供やサポート、コストメリットの訴求・営業策といった支援策を強化することで、Windows 7への移行を促したい考えだ。

 「先日、2010年7月13日にサポートを終えるWindows XP(SP2)について、改めてサポートの終了を告知したさいに、(企業内OSサポートをWindows XP SP2でとどめていた)法人ユーザーから、どうすればいいのか、何をしなければならないのか──と多く問い合わせがあった。それらユーザーに対し、不安や課題、疑問を解消できうる施策を今後も行っていく」(中川本部長)



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