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» 2011年05月17日 14時00分 UPDATE

単なる“後継”ではなく“始まり”のモデル:史上最薄のボディで新しい方向性を──「ThinkPad X1」

レノボ・ジャパンは、5月17日に「ThinkPad X1」シリーズを発表した。最薄部で16.5ミリというThinkPadで最も薄いボディと“Sandy Bridge”による高性能を両立させた。

[ITmedia]

最薄部16.5ミリのボディは重さが1.69キロ

 ThinkPad X1は、ビジネスユーザーを主なターゲットとする“ThinkPad Classic”でありながら、そのコンセプトに「スタイリッシュ&プレミアム・デザイン」を掲げる、デザインを重視したシリーズだ。

 レノボ・ジャパンが“ThinkPad史上最薄”と訴求する本体サイズは、337.0(幅)×231.1(奥行き)×16.5〜21.3ミリで、重さは約1.69キロとなる。搭載する液晶ディスプレイのサイズは13.3型ワイドで、解像度は1366×768ドットだ。液晶ディスプレイとその回りのベゼルを含めた全面を強度と耐久性に優れたゴリラガラスで覆う。

kn_x1release_01.jpg ThinkPad史上最薄、全面光沢パネル、アイソレーションキーボードと新機軸を導入した「ThinkPad X1」

 キーボードは、ThinkPad Edgeシリーズで導入されたアイソレーションタイプ(レノボ・ジャパンではアイランドタイプと呼ぶ)を採用する。キーレイアウトもThinkPad Classicで多い“7段配列”ではなく、ThinkPad Edgeと同じ“6段配列”だ。ThinkPad Classicでは、スピーカーミュート、ボリューム調整ボタンと一緒に、ThinkPadシリーズのソフトウェア機能として重視されてきた「ThinkVantage」ボタンがキーボード上部に用意されていたが、ThinkPad X1では、これらのボタンがキーボード右側に移され、サイズも小さくなった。

 ボディラインは薄さを視覚的に強調するように、正面と左右側面が上に向かって開くように斜めになっている。その側面に搭載されたインタフェースにはカバーを用意して目立たないようにしている。

 本体に用意されたインタフェースは、背面に、ギガビット対応の有線LANにUSB 3.0、eSATA(USB 2.0兼用)、HDMI、Mini DisplayPortを備え、左側面には、ヘッドセット端子とUSB 2.0、右側面には、無線接続のオン/オフスイッチと4-in-1メディアカードリーダーを用意する。光学ドライブは本体に内蔵しない。

 無線接続では、Centrino Advanced-N + WiMAXを搭載して、IEEE 802.11 a/b/g/nとモバイルWiMAXに対応するほか、Bletooth 3.0も利用できる。ただし、ワイヤレスWANに対応するモデルは現時点で用意されない。

 バッテリーは4セルのリチウムポリマーで、バッテリー駆動時間は約5時間とされる。電動工具に用いる急速充電に適した特性を持つバッテリーをベースにしており、ThinkPad X1は、30分で約80%の充電ができる急速充電性能を実現した。なお、バッテリーはボディ内部に内蔵されているため、取り出して交換することはできない。

Sandy Bridge世代のTDP35ワットCPUを採用

 ThinkPad X1は、ハードウェア構成が異なる2モデルが登場する。いずれも、CPUに“Sandy Bridge”世代のCore iシリーズと、“Huron River”世代のIntel QM67 Expressチップセットを採用する。グラフィックス機能は、CPUに統合されたIntel HD Graphics 3000を利用する。

 上位構成では、CPUにCore i5-2520M vPro(2.5GHz、Turbo Boost Technology有効時で最大3.2GHz)を搭載し、メモリはDRR3-1333を4Gバイト載せる。データストレージは容量128GバイトのSSDを採用する。OSは64ビット版のWindows 7 Professionalで、Microsoft Officeは付属しない。ダイレクト価格で21万8400円の予定だ。

 下位構成は、CPUにCore i3-2310M(2.1GHz)を搭載し、メモリはDRR3-1333の2Gバイト、データストレージは容量320Gバイト(7200rpm)のHDDとなる。OSは32ビット版のWindows 7 Professionalだ。下位構成では、Microsoft Office Personal 2010が標準で付属するモデルが用意され、この場合、ダイレクト価格は21万8400円。Micorosoft Officeが付属しない構成のダイレクト価格は19万7400円になる。

ThinkPad X1の概要(その1)
シリーズ名 モデル名 タイプ 従来比較 CPU メモリ HDD OS 実売価格
ThinkPad X1 129128J 薄型ゼロスピンドル 新シリーズ Core i5-2520M (2.5GHz/最大3.2GHz) 4GB(DDR3) 128GB(SSD) 64ビット版 7 Professional 21万8400円
12912AJ 薄型1スピンドル 新シリーズ Core i3-2310M (2.1GHz) 2GB (DDR3) 320GB 32ビット版 7 Professional 21万8400円
12912BJ 薄型1スピンドル 新シリーズ Core i3-2310M (2.1GHz) 2GB (DDR3) 320GB 32ビット版 7 Professional 19万7400円
ThinkPad X1の概要(その2)
シリーズ名 モデル名 液晶 解像度 チップセット 光学ドライブ GPU TV/オフィス 重量
ThinkPad X1 129128J 13.3型ワイド 1366×768 Intel QM67 CPU統合 −/− 約1.69キロ
12912AJ 13.3型ワイド 1366×768 Intel QM67 CPU統合 −/○ 約1.69キロ
12912BJ 13.3型ワイド 1366×768 Intel QM67 CPU統合 −/− 約1.69キロ

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