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» 2011年08月22日 12時15分 UPDATE

古田雄介のアキバPickUp!:「DisplayPortとか、正直いらないし」――4画面出力可能なGeForce 210カードが登場 (1/4)

お盆明けのPCパーツショップで注目されていたのは、ベテラン店員氏に「これほど“らしい”パーツは久しぶり」と言わしめた、玄人志向の「GF-QUAD-DISP/4DVI」。1万3000円弱と低価格ながら、DVI出力だけで4画面出力に対応しているのが“らしさ”だ。

[古田雄介(ぜせ)&ITmediaアキバ取材班,ITmedia]

「制約をほとんど受けずにクアッド以上の画面に突入できます」――GF-QUAD-DISP/4DVIが話題に

og_akiba_001.jpg 玄人志向「GF-QUAD-DISP/4DVI」

 先週、複数のPCパーツショップで話題を集めていたのは、玄人志向のグラフィックスカード「GF-QUAD-DISP/4DVI」だった。GeForce 210に加え、映像出力ラインを分岐させるコントローラーチップ「IDT VMM1402」を2基搭載しており、付属の分岐ケーブルを使ってDVI接続による4画面出力を実現しているのが特徴だ。ファンレスの1スロット占有タイプで、メモリはDDR2を1Gバイト搭載する。価格は1万3000円弱。

 IDT VMM1402で制御された2画面1組のモニターセットは、解像度の上限が低い側に合わせられるため、マシンには横幅の長い1枚のディスプレイとして認識される。例えば、フルHD(1920×1080ドット)と1440×1024ドットのモニターを接続した場合は、2880×1024ドットの1モニターとなる。対応する最大の解像度は1モニターにつき1920×1200ドットだ。

 1枚で4画面以上構築できる一般向けのグラフィックスカードは、SapphireのRadeon HD 5670カード「11168-29-20G」(1万2000円前後)や、ZOTACのGeForce GTX 460カード「ZT-40407-10P」(2万8000円前後)など複数あるが、これらはDVIやHDMI出力に加えて、DisplayPort出力も用意している。DisplayPortを使わない場合は最大で3画面出力となるのが、GF-QUAD-DISP/4DVIとの違いだ。

 某ショップは「DisplayPort入力に対応しているディスプレイは少数ですし、DVIに変換するアダプタをそろえるのも面倒でしょう。正直、DisplayPortは“いらない子”になっちゃっているんですよね。その点、GF-QUAD-DISP/4DVIはDVIだけで構築できるのがすごい。制約がほとんどないですし、使い勝手は群を抜いていますよ」と賞賛していた。

 ただし、入荷後即座にヒットしたという声は聞かない。ソフマップ秋葉原本館は「描画性能はあまり気にせず、そこまでマルチ画面にこだわるという人は、自作ユーザーでも一部に限られます。その一部の人に熱烈に支持されるカードだと思うので、おそらく知る人ぞ知る定番といった位置づけで存在感を出し続けると思います。ここまで玄人志向らしいパーツは久しぶりです」と話していた。

og_akiba_002.jpgog_akiba_003.jpgog_akiba_004.jpg GF-QUAD-DISP/4DVIの基板。ヒートシンクが全体を覆うデザインで、カード長は223ミリになる(写真=左)。2分岐するDVIケーブルを付属する。基板側の出力端子は特殊形状のため、分岐ケーブルの使用が必須となる(写真=中央)。DVI×2とHDMI×1、DisplayPort×1で最大4画面出力が可能な、SapphireのRadeon HD 5670カード「11168-29-20G」(写真=右)

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