第4回 オフの楽しみ、R732/W3で「鉄道シミュレータ」とたわむれてみるテツなアラフィフと「dynabook R732」(2/2 ページ)

» 2012年10月18日 16時50分 公開
[今藤弘一,ITmedia]
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実写画像でシミュレーターを楽しめる「トレイン趣味!」

photo トレイン趣味!のサイト

 「トレイン趣味!」はKochan氏によるシミュレータだ。上で紹介したBve trainsimと大きく違う点は「実写映像を使用している」こと。京王井の頭線、JR飯田線、JR京都線、近鉄奈良線、東武東上線などの路線をはじめとして2012年10月現在、全15路線が公開されている。

 ともあれ、好きな人であればスタート直後に「うぉぉ」とときめいてしまうであろう実写映像のリアルさが半端ではない。画面下には力行もしくはブレーキといった操作情報のほか、速度計や駅までの距離が表示される、今時点の運転状況が分かるようになっている。もちろんダイヤ通りに運行しなければならないので、そこから外れると「○秒遅れ」なんて表示も出る。操作方法もより直感的かつシンプル。矢印キーの[↓]で加速、[→]でブレーキだ。

 ちなみに映像は先頭車両、センターの位置のすばらしく良質なもの。準急のデータならおそらくその列車に乗って実際に撮ったのだろう。信号の状況などもそのまま再現されているのを見ると、思わず口元が心地よく緩んでくるのが分かる。ちなみに一番長く収録されているのは京王井の頭線とのことで、なんと26分ほども運転シムに没頭できてしまう。

photophoto 1つの路線でも準急や普通列車などに加え、運行区間も変えて収録してある。東武東上線の運転画面。マスコンの状態と速度、停車駅までの距離が表示される

Webブラウザで遊べるFlash版もあるシミュレータ

photo RealRailway.comのサイト

 次は「RealRailway.com」で公開されているTKI氏作成のトレインシミュレータを紹介しよう。こちらのソフトは総称がなく「池袋線シミュレータ」「江ノ島線シミュレータ」のように、各路線ごとにソフト名が付けられている。こちらも実写データをもとに作成されており、運転台のグラフィックもすばらしくリアル感があふれている。アナログの速度計や圧力計がびびびと動きつつ、画面右に次駅に到着すべき時間と残時間、今の速度と駅までの距離が表示されるUI(ユーザーインタフェース)となっている。

 TKI氏のシミュレータはオンライン版も存在する。Webブラウザがあれば楽しめるのが手軽だ。オンライン/オフライン(ダウンロード)版とも操作方法は簡単、画面上にあるマスコンをマウスで操作するだけ(あわせてカーソルキーでも操作可能)。自動的に運転される情景を楽しむ「乗客モード」を用意するのも分かっているなぁと思う機能だ。


photophoto こちらはダウンロード(オフライン)版。見入ってしまう実写映像とともにプレイできる(画像=左) こちらはWebブラウザで表示するオンライン版。初回にネットワーク速度やマシンパワーを測定・キャリブレーションして適する画質で表示される。R732/W3なら、もちろん何の問題もなくきれいな画像での運転を楽しめる

番外編:鉄道模型の世界をPCで楽しむ

photo VRM ONLINEのサイト

 筆者は鉄道模型も大好き。番外編として、“鉄道模型”をPCでオンライン環境でシミュレートできるソフト「VRM ONLINE」も紹介しよう。

 オンラインといっても、ブラウザ上で動作するFlash形式ではなく、クライアントソフトをダウンロードし、オフラインで作ったレイアウトデータをアップロードしたり、鉄道模型の車両やパーツをオンラインで購入して楽しめる。VRM ONLINEの価格は1500円、15日間無料で楽しめるお試し期間もあるので気軽に試してみてほしい。

 このソフトだが、元となっているのはI.MAGiCが作成した「鉄道模型シミュレーター」シリーズだ。ほかにもTOMIX「鉄道模型レイアウターF 2011」でも使われているので、ご存じの人もいるかもしれない。この3つの使い勝手は基本的に同じで、レイアウトのサイズを決めたらレールや住宅などのストラクチャを配置し、最後に列車を配置して走らせる。これでムフフ、ニヤリである。

 レイアウト上での線路はワイヤーフレームでの3D描画で表示されるので、PCにはそれなりの高いパフォーマンスを要するのだが、Core i7-3520M+8Gバイトメモリ+256Gバイトの高速SSDにカスタマイズした東芝ダイレクトのパワフル仕様であるR732/W3であればもちろん問題なしである。

photo 好きなように線路を引いたらワイヤーフレームでレイアウトを確認してみよう
photophoto レイアウトが完成したら列車を配置。カメラワークが変えられるので、さまざまな角度で模型が走っている姿を見ることができる


 さて、普段は業務に使うマシンを4回にわたって“テツ視点”のオフシーンで活用してみた。テツ趣味での活用はあくまで一例だが、dynabook R732/W3の最新CPU+スリム+軽量+堅牢+長時間バッテリー+WiMAXと光学ドライブも内蔵──といったスペックはビジネスシーンのモバイルノートPCとして最適、それに加えてオフシーンにもバンバン活用できる実力を持っている。

 エンターテインメント系のいろいろなソフトを楽しむにつれて分かったこと、それは「余裕あるパワフルさと扱いやすさが高度にバランスのとれているPCは、ビジネスはもちろん、趣味にも万能に使える」ということだ。


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