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» 2013年02月22日 00時00分 UPDATE

イマドキのイタモノ:GK110がついに使える!──「GeForce GTX TITAN」の“破格”なパワーを知る (1/3)

GeForce GTX 600シリーズでは登場しなかった幻のGK110コアが、満を持して登場。あえてGTX 600シリーズにしなかったそのパフォーマンスを見ていこう。

[石川ひさよし,ITmedia]

グラフィックメモリの幅は384ビット、補助電源が8+6ピンというハイエンドスペック

 GeForce GTX TITANのスペックは、CUDAコアが2688基、テクスチャユニットが224基、ROPsが48基、コアクロックがベースで836MHz、Boost Clockが876MHz、グラフィックスメモリの転送レートがGDDR5で6008Mbps相当となる。グラフィックスメモリのバス幅は384ビットで、これは、GF110世代のGeForce GTX 580と同等だ。外部補助電源コネクタは8ピンと6ピンの構成で、TDPは250ワットに抑えられている。これも、TDPが244ワットだったGeForce GTX 580とほぼ同等といえる。一方、構成するトランジスタ数は、GeForce GTX 580の40ナノメートルから28ナノメートルというプロセスルールの進化によって、GeForce GTX 580と比較すると倍以上となった。

kn_gftitanrv_23.jpg GeForce GTX TITANを搭載したリファレンスデザインのグラフィックスカード

製品名 GeForce GTX TITAN GeForce GTX 690 GeForce GTX 680 GeForce GTX 580
開発コード名 GK110 GK104 GK104 GF110
GPC 5 8 4 4
SM 14 16 8 16
CUDA Core 2688 3072 1536 512
テクスチャユニット 224 256 128 64
ROPユニット 48 64 32 48
GPUクロック(MHz) 836 915 1006 772
Boost Clock(MHz) 876 1019 1058
CUDAコアクロック 1544
テクスチャフィルレート(GTexels/sec) 187.5 234.2 128.8 49.4
メモリクロック 1502 1502 1502 1002
メモリタイプ GDDR5 GDDR5 GDDR5 GDDR5
メモリ接続バス幅 384 512 256 384
メモリ帯域幅(GB/sec) 288.4 384.4 192.26 192.4
メモリ容量(MB) 6144 4096 2048 1536
2次キャッシュメモリ(KB) 1536 1024 512 768
最大消費電力(TDP) 250 300 195 244
外部補助電源コネクタ 8+6 8+8 6+6 8+6
DirectXサポート 11 11 11 11
PCI Express Gen. 3 3 3 2
トランジスタ数(億) 71 70.8 35.4 30
プロセス(ナノメートル) 28 28 28 40
Thermal Threashold 95 98 98 97

kn_gftitanrv_17.jpg GPU-Zで確認するGeForce GTX TITANの各種スペック。グラフィックスメモリの容量はシングルGPU構成ながら、6Gバイトに達する

 GeForce GTX TITANでは、「GPU Boost 2.0」という第2世代の自動オーバークロック機能や、「Display OverClocking」といった新機能も導入した。GPU Boost 2.0はオーバークロッカーに、Display OverClockingはリアルタイムゲーマーにとって有効な機能となるだろう。

kn_gftitanrv_18.jpgkn_gftitanrv_19.jpgkn_gftitanrv_20.jpg リファレンスデザインのグラフィックスカードでは、SLI用コネクタを2基用意して、3-way SLIまで対応する。外部補助電源コネクタは8ピンと6ピンの構成だ。映像出力インタフェースはDisplayPort、HDMI、そして2基のデュアルリンク対応DVIという構成で、配置もGeForce GTX 680搭載リファレンスデザインと共通する

 GeForce GTX TITANの評価機材は、リファレンスデザインのグラフィックスカードだけでなく、PC一式として用意した。シングルGPUでは最上位モデルとなるグラフィックスカードを搭載するPCということで、巨大なゲーミングPCを想像していたら、マウスコンピューターのmicro ATXフォームファクタゲーミングPCにGeForce GTX TITANを搭載していた。GeForce GTX TITANは、コンパクトなミニタワーPCにも搭載可能なグラフィックスカードという点もNVIDIAは訴求している。その発熱やクーラーユニットのサイズと騒音を思うとき、GeForce GTX 480世代や、GeForce GTX 690をMicro ATX準拠のPCケースに組み込むのはためらうが、GeForce GTX TITANなら、コンパクトとパフォーマンスという相反する要素を重視する日本のPCゲーマーのニーズを満たすことができるだろう。

kn_gftitanrv_21.jpgkn_gftitanrv_22.jpg 評価機はマウスコンピューターのG-TuneミニタワーモデルにGeForce GTX TITANを組み込んでいた。In-Winのmicro ATXフォームファクタ準拠PCケースに、Intel B75 Expressチップセットを搭載するマザーボードを載せ、SLIには非対応という構成だ。PCケースは前面、天板、背面にケースファンを備え、さらにサイドパネルにもファンも追加できるが、標準構成でも今回の検証作業に差し支えない冷却性能を発揮した

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