WDとアイ・オーで外付けHDD市場シェアトップを目指すバッファローを追撃

» 2015年04月15日 21時26分 公開
[ITmedia]
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 米Western Digital傘下のWDとアイ・オー・データ機器は4月15日、WD製外付けHDDの国内販売代理店契約を締結したと発表した。

WDとアイ・オー・データ機器がWD製外付けHDDの販売代理店契約を締結。写真は左からウエスタンデジタルジャパン代表取締役社長の金森苧氏、米WD Executive Vice Presidentのジム・ウェルシ(Jim Welsh)氏、アイ・オー・データ機器代表取締役社長の細野氏

 米国やヨーロッパをはじめ、ワールドワイドのコンシューマー向け外付けストレージ市場をリードするWDと、国内市場で強い存在感を持つアイ・オー・データ機器が協業することにより、多様化するストレージへのニーズを広範囲にカバーし、ユーザー一人当たりの利用機会を増やすことで国内ストレージ市場を拡大するのが狙い。

 国内における外付けHDD市場は、ここ3年ほどほぼ横ばいという状況。同市場の販売金額シェアを見ると、バッファローが41%とトップに立ち、次いでアイ・オー・データ機器が27%と続いている。一方、海外で影響力を持つWDの日本におけるシェアはわずか4%にとどまっている。

外付けHDD国内市場の売上金額推移(出典GfKデータ)

2014年外付けHDD国内市場販売金額シェア(出典GfKデータ)。2014年にHDDとNASを合わせて約178億円を売り上げたアイ・オー・データ機器は、外付けHDD市場ではシェア27%でバッファローに次ぐ2番手。一方、日本国内ではAmazonが主な販売チャンネルとなるWDは、シェア4%とワールドワイドの傾向に比べて極端に低い

 同日開かれた共同記者会見では、ウエスタンデジタルジャパン代表取締役社長の金森氏と、米WDのExecutive Vice Presidentであるジム・ウェルシ(Jim Welsh)氏、アイ・オー・データ機器代表取締役社長の細野氏が登壇し、両社の取り組みや新たなパートナーシップによるメリットを解説。今後両社は、家電量販店などアイ・オー・データ機器がにぎる幅広い販売チャンネルを活用することで、WDとIO合わせてバッファローを抜き、シェア1位を目指す構えだ。

アイ・オー・データ機器はこれまで、WDが提供するNAS向けHDD「WD Red」や録画に特化した「WD AV」など、ユーザーニーズに合わせてファームウェアをチューニングした専用HDDを積極的に採用してきた。同社の細野社長は、今回WD製外付けHDDを取り扱いについて、「互いに補完しあえる関係」と述べ、競合する製品ラインアップの統合・整理は行わず、両社で幅広いユーザーニーズをカバーしていく方針を示した

米WDのジム・ウェルシ氏は、ネットに接続されるデバイスの増加やユーザーを取り巻く環境の変化に触れ、単にデータを格納するだけでなく、デジタルコンテンツを作成し、管理し、活用する体験を提供するものとして、ストレージビジネスが拡大するチャンスがあると解説。日本のマーケットを熟知しているアイ・オー・データ機器との協業に期待を寄せた

 今回の販売代理店契約により、アイ・オー・データ機器は、WDの「My Book」シリーズや「My Passport」シリーズの取り扱いを順次開始。当面は外付けHDDに限定されるが、今後はWD製NASなども供給していく。

ポータブル外付けHDD「My Passport」シリーズ

デスクトップ向け外付けHDD「My Book」シリーズ

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