しかし、Microsoftにとって本当に越えなければならない峠は、やはりそこからスマートフォン、さらには各種IoTへと足場を広げることに他ならない。MicrosoftはWindows 10の稼働デバイス数を3年以内に10億台まで増やすという目標を発表している。果たしてそれは達成しうる目標なのか。
そのカギは、今秋に関連製品がローンチされるといわれる「Windows 10 Mobile」が握っている。Windows 10 Mobileは、これまでの課題だったアプリケーション互換性問題へ切り込み、PC的な使い方までをカバーする意欲的なアップデートだ。
AppleとGoogleによって支配されたスマートフォンOSの世界に、Microsoftがどのように挑戦していくのか。少し先のことになるが、まずはWindows 10 Mobileのリリース後、本当にiOSからの移植、Android向けアプリのWindowsストア登録が増えるのかどうかに注目すべきだ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.