音楽好きには定番のアプリ「Shazam」。カフェやラジオなどで流れる曲をiPhoneに聞かせると、その曲の情報を表示してiTunesで曲を購入したり、Apple Musicで聴いたりすることができます。
しかし、いい音楽というのは突然訪れるもので、iPhoneのロックを解除してアプリを探して……と慌てていると、音楽が終わってしまった経験があります。「この曲何?」とSiriにたずねれば一発ですが、外でぼそぼそとiPhoneに話しかけるのはまだちょっと恥ずかしいものです。
素早く簡単にShazamを立ちあげたい、でもSiriは使いたくない。そんなときはApple Watch版Shazamがいい働きをしてくれます。
初めてShazamをダウンロードする場合は、先にiPhone側でアプリを立ち上げ、マイクへのアクセスを許可しておきましょう。
準備ができたら、まずApple WatchでShazamを立ち上げます。次に画面に大きく表示されたShazamのロゴをタッチします。以上です! 超簡単!
音はiPhoneを通して聞き取られ、曲が一致すると、アーティスト名、曲名、アルバムアートワークが表示されます。
「購入」をタップするとHandoffを使用するよう指示されるので、iPhoneのロック画面左下のShazamアイコンを上にスワイプ。iTunes Storeアプリが起動し、そのままiTunesで曲を購入することもできます。
また、音楽によっては「歌詞」ボタンが現れ、Apple Watch画面上に歌詞が表示されます。曲に合わせて歌詞が太字で表示され、自動的に画面がスクロールしていく様はまさにカラオケ。iPhoneを開かずとも、腕時計を見ながら一緒に歌詞を口ずさむのはなかなか楽しい体験です。
グランスでは前回Shazamした音楽が確認できるので、あとからiTunes Storeで曲を買うこともできます。Shazamロゴをタップすれば、ここからも聞き取りが可能なのでラクチンですね。
このようにApple Watchでのスマートな操作感が気持ちいいShazamですが、ペアリングしたデバイスとの連係がスムーズにいかないと、起動がもたついてしまいます。ロゴをタッチしてから曲を認識するまで3〜10秒以上と、連係状況によって認識時間が大きく変わってしまうのは気になるところです。
またiPhoneのマイクを経由するため、iPhoneをカバンの中に入れたままApple Watchで曲を聞きとるといった使い方ができないのも残念です。
この秋リリースされるWatchOS 2は、Apple Watch単体で動作するネイティブアプリに対応します。WatchOS 2以降はShazamの読み込み速度アップや、Apple Watchでの聞き取り機能が追加されるかもしれませんね。
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