Windows phoneでiPhone対抗本腰 アプリは「質で勝負」

» 2009年11月12日 18時43分 公開
[岡田有花,ITmedia]

 「Windows Mobile端末はこれまでビジネスユース中心だったが、6.5をきっかけに、一般コンシューマーにもエンジョイしていただきたい」――マイクロソフト(MS)の堂山昌司副社長は11月12日に開いた「Windows phone」ことWindows Mobile 6.5の発表会でこう述べた。

画像 国内のWindows phone。バーコードリーダーを搭載した業務用も

 Windows Mobile 6.5は、iPhone対抗のモバイルOSだ。タッチ操作に対応し、iPhoneに似た操作感で軽快にタッチ操作できるほか、アプリ販売サイト「Windows Marketplace for mobile」(国内では12月上旬スタート)でアプリを購入できる。

 国内キャリアではソフトバンクモバイル(X01SC)、NTTドコモ(SC-01B)、ウィルコム(HYBRID W-ZERO3)が端末を投入すると発表している。

 日本国内にも昨年春から開発拠点を置き、日本のユーザーの声を吸い上げて開発したという。「以前のWindows Mobileはもっさりしているという評価もあったが、Windows phoneは自信を持ってサクサク動くと言える」と、同社の越川慎司モバイルコミュニケーション本部長は自信を見せる。

アプリは「数ではなく質で勝負」

 Marketplaceで充実したアプリを提供することも売りだ。カプコンやセガ、コナミデジタルエンタテインメントなどiPhoneアプリで経験を積んだ有力ゲームメーカーがゲームアプリを提供。集英社が漫画「ドラゴンボール」を提供するなど、電子書籍アプリも配信する。


画像 カプコンはiPhone向けでも話題になったフル3Dの「biohazard:DEGENERATION」などを提供。ほかのメーカーのアプリも、iPhoneで既に出ているものが多い
画像 漫画「ドラゴンボール」は無料で試験配信

 AppleのApp Storeにはすでに10万本以上のアプリが登録されているが、「数ではなく質で勝負する」(越川本部長)という。登録無料のApp Storeと異なり、Marketplaceへのアプリ登録は年間99ドルと有料。動作チェックをしたり、著作権を侵害していないか審査した上で公開するという。コンテンツパートナーとがっちり組み、「パートナーのマネタイズも一緒に考えていきたい」としている。

 Appleが1社で端末を提供しているiPhoneと異なり、「選択肢の多さ」もWindows phoneの強みという。インタフェースやデザインなどが異なるさまざまな端末を各社がリリース。フルタッチ端末やフルキーボード端末、業務用端末でも利用できる。

 Windows phoneは、同社が掲げる戦略「3スクリーン+クラウド」の一端も担う。PCと携帯電話、テレビのスクリーンをクラウドサービスで連携させようというビジョンで、例えば、PCで選んでおいたアプリを、Windows phoneがオンライン時にダウンロードしたり、Windows phoneで撮影した写真などを自動でネット上のサーバにバックアップするといった連携が可能になっている。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年10月01日 更新
  1. 免許証画像が漏れると何が“ヤバい”のか タイムズカーで最大約660万件の個人情報漏えいで考えられる「3つのリスク」 (2026年09月29日)
  2. 「iPhoneのアプリが起動しない」報告相次ぐ 端末再起動やアプリ削除で解決しない理由 (2026年09月29日)
  3. KDDI、楽天モバイルへのローミング状況を公開 9月末から大幅減 10月から新たな枠組み (2026年09月30日)
  4. 「iOS 27.0.1」配信開始、iPhone 18 ProのFace IDやカメラの不具合を解消 「iOS 26.7.1」も (2026年09月29日)
  5. Nothingは経営危機なのか 黒住氏は日本撤退を否定、値上げは「モデルチェンジのタイミング」で (2026年09月29日)
  6. JR東日本「分かりにくい」新幹線券売機を改善へ なぜ、スマホではなく「駅での最短1分購入」を実現? (2026年07月04日)
  7. 「iPhone 17e」と「iPhone 17」どちらが買いか? 2機種を使い込んで分かった“スペック表にない違い” (2026年04月29日)
  8. ドコモが「iPhone 17e」「iPhone 16」を値上げ 17e(256GB)と16(128GB)は残価も増額 (2026年09月30日)
  9. 20万円超のXperiaを「買い」に変えた3週間 ソニーが「モニタープログラム」を実施した理由 (2026年09月26日)
  10. 「ドコモミリ波イニシアチブ」始動、ミリ波の活用促進やユースケース創出を目指す (2026年09月29日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー