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» 2010年02月10日 15時50分 UPDATE

下方修正、工場の集約――国内端末メーカー各社の海外動向リポート発売

エムレポートが国内の端末メーカーの海外動向にかんするリポートを発売。シャープが海外市場で見積もっていた販売台数を下方修正するなど、苦戦する端末メーカーの施策が調査されている。

[ITmedia]

 エムレポートは2月9日、調査リポート「端末メーカ各社の海外動向−2009年度上期−〜成功の兆しがみえるシャープ NECはカシオ統合で北米市場を獲得〜」の販売を開始した。

 同リポートは、国内における携帯電話端末メーカ各社などの海外動向について調査し、まとめたもの。市場の概況、シャープの海外販売台数の推移と予測、端末メーカ各社の海外動向と今後の計画、総務省やNTTドコモ、アクロディア、アプリックスといったそのほかの業界動向などについてまとめられている。

 同リポートはA4版27ページで、価格は2万790円。

調査要約

販売台数の下方修正を実施したシャープ

現在、シャープは中国市場の攻略に注力している。2008年6月の再参入当初は高価格帯端末での展開であったが、現在では普及価格帯にまで裾野を広げつつある。ただ、販売実績に関しては、期初計画の海外市場で400万台と見積もっていた販売台数が230万台程度になるとの下方修正もあった。

海外展開に苦労する国内メーカ各社

その他の国内メーカの海外展開については、京セラが中国の天津工場を閉鎖し、マレーシア工場1カ所に集約することで端末生産体制の再編を図っている。一方、東芝では欧州市場でのスマートフォンの投入に注力しており、この傾向は現在も続く。また、カシオ計算機は米Verizon Wirelessへの端末投入にズレが生じてしまい、2009年度上期は業績が悪化している。富士通は2009年1月に台湾市場へ参入を図ったものの台湾市場への出荷は微々たるものとみられる。

カシオ計算機の北米や韓国市場を手中に収めたNEC

日本電気(NEC)が2010年4月にカシオ計算機や日立製作所の端末事業を統合する。これまでNECは中国などの海外市場に参入していたが、現在ではすべての海外市場から撤退している。しかし、NECカシオ モバイルコミュニケーションズの設立により、カシオ計算機の北米や韓国市場を手中に収める。


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