ソフトバンクモバイルは9月24日、21日未明に発生した同社販売代理店の盗難被害について詳細な状況を明らかにした。「iPhone 5」などの端末だけでなく、予約時に使用する個人情報が記載された書類も盗まれていたことが判明した。
盗難に遭ったのは、ソフトバンク 九条/ソフトバンク 大久保インター/ソフトバンク 高槻市役所前/ソフトバンク 浜甲子園の4店舗。ソフトバンクモバイルによると、盗難被害にあった各店舗は防犯システムが完備されており、端末や書類が管理されていた保管場所は厳重に施錠もされていた。
盗難にあった端末はiPhone 5が145台、モバイルWi-Fiルーターが41台、デジタルフォトフレームが14台、みまもりケータイが5台、iPhone 4Sのデモ機が1台の合計206台。さらに、端末予約時に使用する書類149件も被害に遭った。書類には、ユーザーの個人情報(住所、氏名、生年月日、電話番号、一部には銀行口座番号)が記載されていた。現時点では盗まれた端末、書類とも発見されていないが、個人情報が悪用されたという事実は確認していないという。
店舗名称 | 盗難端末数 | 盗難書類数 |
---|---|---|
ソフトバンク九条 | 116 | 147(内11件に銀行口座番号記載あり) |
ソフトバンク大久保インター | 89 | 2 |
ソフトバンク高槻市役所前 | 1 | 0 |
ソフトバンク浜甲子園 | 0 | 0 |
計 | 206台 | 149件 |
同社は再発防止施策として、販売代理店の全店舗に対し防犯と情報管理体制の一層の強化を指示。また、引き続き警察の捜査に全面的に協力していくとしている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.