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» 2006年02月28日 02時50分 公開

W41CA、薄型化でカメラは「犠牲」になったのか?荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ(5/5 ページ)

[荻窪圭,ITmedia]
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 ホワイトボードを撮ったり名刺を撮ったり、書類を撮ったり時刻表を撮ったり案内板を撮ったり……あるいはパンフレットから必要なところを抜き出して撮ったり。

 優れているのは、輪郭抽出の候補をいくつか出して正しいものを自分で選べること。EXILIMの同等機能に比べるとやや精度で劣っており、「輪郭抽出できなかった」といわれたり、候補に最適なものがなかったりするが、背景と目的の看板や書類の差がはっきりしていればほぼ上手くいくだろう。なお、失敗したときに元画像を記録してくれないのが不満。撮り直しが効かないシチュエーションのときは斜めのままでいいから記録しといてよ、と思うところだ。ただし、撮って保存しておいて後でビジネスショット加工を施すことはできる。

左のような写真から、矩形を切り出して右の絵が得られるビジネスショット。屋外の看板は背景が複雑なせいもあってか、完璧に切り出すのは難しい
今度は室内で「W41CA」のパンフレットのスペック部を撮ってみた。このように画面に青いラインの候補が表示され、左右のキーでどのラインで切り取るかを決める。複雑な書類だと候補だけで10種類以上あることも
Photo
見て分かるように、文字はかなり厳しい。理由は簡単で、1600×1200ピクセルで撮影した画像の一部を切り取った上に、それを1600×1200で記録しているからだ。つまり無理矢理拡大しているわけで、元画像にかけられたシャープネス処理の不自然さも一緒に拡大してしまっている
Photo
だからA4縦位置のパンフレットを斜めに撮ったりすると、きれいに切り取られはするものの、実質的な解像度はぐっと落ちる

 ちなみにEXILIMの場合、500万画素の製品でもビジネスショット時は1600×1200ピクセルで記録される。実際よりいくらか縮小することで、無駄な画質低下を防いでいるわけだ。実際に文字が読み取れる距離やサイズは上記の作例で判断してほしい。小さな文字だと文庫サイズくらいかなと思うが、時刻表やちょっとした案内板なら十分使える。

個人的にはもうちょっとワイドモードのバリエーションが欲しい

 とまあ、カメラ機能はこんな感じだ。下写真は動画で、3GP2形式で320×240ピクセルの秒15コマ。このようにデジタルズームでの拡大も可能だ。

PC上ではQuickTimeで再生が可能(クリックで動画再生)

 CCDからCMOSセンサーへ変わったことで不安はあったが、使い勝手はよいし、薄さや軽さも加味すれば悪くない。W31CAと比べるとさすがに画素数分のカメラ機能低下を感じるが、W21CAやW21CA IIからの移行なら問題にならないだろう。心配したほど悪くもなく、個人的にはけっこう満足している。カメラ機能がしっかりしていて、なおかつ分厚くない軽快な端末が欲しいユーザーにちょうどいい。

 シャープネスの処理やノイズリダクションなど、つっこみどころはまだまだあるし、さらなる画質向上を求めたいのはやまやまだがそれは今後ということで。あとは壁紙とUXGA相当のみならず、VGAサイズでもワイドモードで撮りたいとか、PCモードでも縦位置で撮りたい……というくらいか。

 便利なのは、今世代のWIN機すべてにいえることだが「au MusicPort」によるPCとの連携。クレードルに端末をセットすると、写真もPCに吸い上げられるのだ。本体内蔵メモリのものもminiSDカードに記録した写真もムービーも、まとめて移してくれる。これはケータイをデジカメ代わりに使っていたユーザーや、ケータイ写真のバックアップを簡単にとりたいユーザーに嬉しい機能。auさま、Mac版も作ってください。

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