「SH903i」と「SH902iS」が強い。今回もその2強体制が続き、他機種を寄せ付けない。SH903iの初登場連続首位記録は“8”に伸びた。
それに続くのは我が道を行く富士通製の簡単端末「FOMAらくらくホンIII」のほか、パナソニック モバイル製「P902iS」、富士通製「F902iS」、NEC製「N902iS」などの旧機種が人気を得ている。
一方、首位のSH903i以外の903iシリーズはNEC製「N903i」が6位、ソニー・エリクソン・モバイル製の「SO903i」が7位にかろうじてランクインするのみで、販売を一時休止している“D”以外の2機種もTOP10圏外となってしまっている。
ただし、さほど大きな変化がない状況になっているドコモの販売ランキングにおいて、今回初登場となったモトローラ製の薄型端末「M702iS」(写真)に注目したい。
12月14日に発売されたM702iSは、先週末3日間のみの集計に関わらず初登場で10位に入り、TOP10圏内には入りにくい傾向が見られる70xシリーズにおいてかなり健闘したといえる。本日22日にはW-CDMAとGSMのトライバンド、GPRSの各ネットワークに対応する国際ローミング対応機「M702iG」も発売。ベッカムさんを広告キャラクターに起用したり、パリス・ヒルトンさんも出席する同社端末の発売記念イベントを行うなど、モトローラ、ドコモともに、なかなかの気合いが感じられる。次回は何位くらいに入ってくるだろうか。
“薄型”というキーワードは、最近の携帯において非常に高いニーズがある。
京セラ製の薄型端末「W44K」(写真)は、同機の登場まで長らく王座に就いていたソニー・エリクソン・モバイル製「W43S」を抜き、それ以来3週連続でその座を守り続けている。ソフトバンクモバイル向け端末とはやや異なり、au向け端末は“薄型”を謳う端末が少ないためか、15.3ミリのスリムデザインを実現したW44Kのボディが際だって映るようだ。
今回順位を上げたのは、ワンセグ+デジタルラジオ+デュアルオープンスタイルのソニー・エリクソン・モバイル製「W44S」と、高速な通信方式CDMA2000 1x EV-DO Rev.A対応となる初の東芝製テレビ電話対応機「W47T」の2機種。W44Sは前回5位から3位に、12月13日に発売されたW47Tは初登場で10位に入った。なお、W47Tの兄弟機となるデザイン端末「DRAPE」も本日22日に発売された。これら新端末の今後の活躍にも期待したい。
ソフトバンクモバイルの販売ランキングも、ここに来て順位の変動幅が少なくなってきた。
1位から4位までの顔ぶれは前回と同様で、アクオスケータイ2nd model「911SH」(写真)と最強デジカメケータイ「910SH」、スリム&シンプル端末「705SH」、スリム+ワンプッシュオープンの「705P」の順で人気がある。
今回順位を上げた端末は、東芝製の音楽機能+くーまん搭載端末「811T」と、12月9日に発売されたサムスン電子製の“11.9ミリ”端末「XS 707SC」。それぞれ7位から5位、12位から9位に上がってきた。サムスン電子製端末はこのほか、ソフトバンクモバイルの高速通信規格“3Gハイスピード”対応のスリム&スライド端末「709SC」の登場も控えている。
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