新機種の人気がいまいちパッとしないドコモに対し、auの2007年夏モデルはおおむね好調のようだ。ラインアップがそろってきた今回は、10位以内に8機種の夏モデルがランクインした。
今回の首位は、シャープ製の回転2軸ワンセグ「W52SH」が獲得。次いで、三洋電機製のソリッドデザインワンセグ「W52SA」、カシオ計算機製の防水ワンセグ「W52CA」、日立製作所製の長時間ワンセグ「W52H」が入り、前回と同じくワンセグ搭載の新機種が1位から4位を占めた。
ワンセグ搭載端末はこのほかに、今回初登場の三洋電機製の美的防水ワンセグ「W53SA」(6位)やカシオ計算機製の「W51CA」(8位/春モデル)なども人気。ワンセグ非搭載の夏モデルも、5位に高級感を演出するパナソニック モバイル製の「W52P」、9位にソニー・エリクソン製の音楽ケータイ「ウォークマンケータイ W52S」がランクインしている。
さて、初参入した「W41SH」以来、他キャリアと異なりauではやや苦戦していたシャープ。しかし今回、auで初めて首位を獲得した。これで、今回の携帯キャリア別ランキングで首位を獲得した端末は、すべてシャープ製となった。
auの夏モデルは、500万画素カメラ搭載の「EXILIMケータイ W53CA」、薄型ステンレスボディで進化した“ほぼ全部入り”「W54T」、着せ替え+ジョグホイールの「W53S」など、注目機種もまだ控えている。夏モデルだけでランキングが埋まるのか、残り2つの椅子に座る新機種は何か。そして、夏モデルがすべてそろったところで最も人気を得る端末は何になるのだろうか。
7月の新機種発売ラッシュで変動があると思われたソフトバンクモバイルの販売ランキングだが、今回も大きな変動はなかった。
7月15日までに、シャープ製の「814SH」と「815SH」、東芝製の「814T」を発売したが、これらは今回ランクインできず、2007年夏モデルは“AQUOSケータイ 3rd model”こと「912SH」のみが好調。パナソニック モバイルの「810P」はかろうじて10位にあるという状況だ。
今回の首位は、前回と変わらず「705SH」。発売後1年以上が経過した本機の人気はいまだ衰えない。
今後の新機種は、まず「GENT 812SH s」が21日に登場する。現在4位の“PANTONEケータイ”「812SH」をベースに、大きい文字や分かりやすいメニューUIを採用し「見やすい・使いやすい・持ちやすい・スタイリッシュ」を特徴とする本機は、どこまで人気を得るだろうか。ドコモの人気機種「FOMA らくらくホンIII」(今回、ドコモランキングで5位)などのらくらくホンシリーズのように、携帯初心者や年配ユーザー層、そして“家族用”として購入する層をいかに惹きつけられるかがポイントになるだろう。
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