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» 2007年07月23日 08時37分 公開

5分で分かる、今週のモバイル事情7月14日〜7月20日

7月18日から20日まで、東京ビッグサイトでワイヤレスジャパン2007が開催された今週。KDDIはauの新割引サービス「誰でも割」を発表。ドコモと加RIMはBlackBerryの日本語版をリリースすることを明らかにした。

[園部修,ITmedia]

ワイヤレス業界最大級のイベント「ワイヤレスジャパン2007」開催

 7月18日から20日までの3日間、東京ビッグサイトで「ワイヤレスジャパン2007」が開催された。携帯電話など、無線通信に関連する企業が毎年勢ぞろいするこのイベントでは、今年もNTTドコモの中村維夫社長、KDDIの小野寺正社長兼会長、ソフトバンクモバイルの松本徹三取締役副社長、ウィルコムの喜久川政樹社長、イー・モバイルの種野晴夫副会長、アッカ・ネットワークスの木村正治氏最高経営責任者(CEO)など、注目の企業のキーパーソンが基調講演を行った。併設された「コンテンツ開発&配信技術展2007」でも、NTTドコモ コンテンツ&カスタマ部 コンテンツ担当部長の山口善輝氏、KDDI 取締役執行役員常務 コンシューマ事業統轄本部長の高橋誠氏、そしてソフトバンクモバイル プロダクト・サービス開発本部 モバイル・メディア・コンテンツ統括部長の河野真太郎氏が登壇し、各社のコンテンツ戦略を語った(7月20日の記事参照)。

 また、ドコモKDDIウィルコムを始めとするキャリア各社や、シャープ東芝パナソニック モバイルコミュニケーションズソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズなどの端末メーカー、そしてソリューションプロバイダやコンテンツプロバイダなどがそれぞれの製品を展示。多くの来場者を集めた。

KDDI、基本料金が初年度から半額の「誰でも割」発表

 またワイヤレスジャパン2007開催中の7月19日には、KDDIが新しい割引サービスプラン「誰でも割」を9月1日から導入すると発表した(7月19日の記事参照)

 誰でも割は、2年の継続契約を条件に、利用年数に関わらず「年割」+「家族割(法人割)」の基本使用料の最大割引を適用するプラン。WIN端末のユーザーは、月々の基本使用料が半額になり、利用年数が1年目の場合、従来の「MY割(法人MY割)」や「年割」+「家族割(法人割)」適用時に対し13.5%割引率が拡大する。基本使用料に含まれる月々の無料通話分は割り引き後も変わらない。なお契約更新月以外に解約をすると9975円の契約解除料がかかる。

 すでにMY割(法人MY割)に契約するユーザーは、9月利用分から誰でも割が自動的に適用される。MY割未契約のユーザーは、EZwebサイトないしPCサイトにて、8月13日から申込み受け付けを開始する。

 なおソフトバンクモバイルも、オレンジプラン向けに同様の割引サービス「新・自分割引」を発表した(7月19日の記事参照)。

 サービス開始は9月1日からで、割引率は、オレンジプラン(W)が50%、オレンジプラン(X)のエコノミー/ライト/オフタイム/デイタイム/キッズ・シニアプランは52%、オレンジプラン(X)のビジネス/スタンダードでは47%となる。

ドコモとRIMが「BlackBerry 8707h」の日本語版を開発

 NTTドコモは、加Research In Motion(RIM)のモバイル端末「BlackBerry 8707h」の日本語対応版とBlackBerry Enterprise Solutionを7月23日から発売する(7月17日の記事参照)。ドコモの法人営業部門を通じてシステムとセットで販売する予定。

 ドコモは2006年9月から、法人向けにBlackBerry 8707hを提供していたが、法人ユーザからの日本語対応の要望が大きかったため、日本語版ソフトの開発を進めていた。

 日本語化されたのはBlackBerry 8707hの端末内ソフトウェアと「BlackBerry Enterprise Server」「BlackBerry Desktop Manager」、そして各種マニュアル類。Lotus DominoやMicrosoft Exchangeと連携したEメールやスケジュール、住所録、業務アプリなどの法人向けシステムソリューションも日本語環境で利用可能だ。日本語入力システムはAdvanced Wnnを採用。20万語の大きな辞書を搭載しており、予測変換などもサポートする。

 BESサーバの導入コストは、ソフトウェアのみの場合、だいたい目安として20 IDで45万円くらいとのこと。システムインテグレーション込みでとなると100万円くらいから。利用料は日本語版と英語版で変わらない。

HTC、「HTC X7501」と「HTC P3600」をSIMロックフリーで発売

 HTC Nipponは7月18日、日本語版Windows Mobile 6を搭載した「HTC X7501」と日本語版Windows Mobile 5搭載のキーボードレス端末「HTC P3600」を、9月に発売すると発表した(7月18日の記事参照)。キャリアブランドではなくHTCの自社ブランドで発売するため、SIMロックはかかっていない状態で販売される。

 HTC X7501は、システム手帳型の端末に日本語版のWindows Mobile 6 Professionalを搭載したモデル。5インチのタッチパネル付きVGAディスプレイと、着脱式のQWERTYキーボードを備え、利用時はキーボードの上に本体を立て、まるでコンパクトなノートPCのように作業できるのが特徴。

 HTC P3600は、ダイヤルキーやQWERTYキーを持たないPDA型のスマートフォン。OSはWindows Mobile 5日本語版を搭載予定で、主な操作はタッチパネル付きの2.8インチディスプレイで行う。主にビューワとしての用途を想定している。

英SymbianのクリフォードCEOが2007年のビジョンを説明

 英Symbianのナイジェル・クリフォード社長は7月18日、記者会見を開き「売上の25%を占める日本は、Symbianにとって重要な市場。2007年第1四半期は2006年第4四半期から販売数が30%伸びており、ライセンシーの良い製品が良い結果を出した」と話した(7月17日の記事参照)。

 日本市場は3月末時点でSymbian OS搭載機の累計出荷台数が2000万を突破するなど、ドコモのシャープ、ソニー・エリクソン、富士通、三菱電機製端末の好調を受けて順調に推移している。第1四半期のスマートフォン市場におけるワールドワイドのシェアは72%を占め、市場に投入されたモデルが累計114機種、開発中の端末が63機種にのぼるなどペースが上がっているという。

 また同氏は2007年にスマートフォンの出荷台数がPCを上回ったことに触れ、「コンピュータよりも安価な携帯電話が、どんどんパーソナルコンピューティングの役割を担ってきている」と指摘。Symbianはすべてのポートフォリオのすべての部分を網羅するという目標を示した。Symbian OS v9.5やその他のイノベーションでマスマーケットに対応し、Symbian OSが対応できる市場を4分の3以上に広げる計画だ。

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