“チョコレートフォン”に続き、LG電子が海外で人気の“Shine”ブランドを冠した端末として日本に投入するのが「L705iX」。ステンレスを採用したスライドボディの端末で、ボディカラーは「Shine Silver」「Shine Gold」「Shine Titanium」の3色をラインアップする。
70xiシリーズとして初めて、下り最大7.2MbpsのHSDPAを利用できるのが大きな特徴。オートフォーカス対応のカメラには、ドイツの名門レンズメーカー、Schneider Kreuznach(シュナイダー・クロイツナッハ)認定のレンズを採用している。
機能面ではワンセグや着うたフル、Music & Videoチャネルに対応するなどAV機能が充実しているが、おサイフケータイやうた・ホーダイ、2in1には非対応となる。


左から「Shine Titanium」「Shine Silver」「Shine Gold」。モノトーンにヘアライン加工を組み合わたソリッドなデザインで、キー部分までカラーリングを統一。カメラユニットを配置する裏面にもヘアライン加工を施した。LG電子のL704iと同じスライドモデルで、厚みはL704iより3ミリ薄い15.3ミリ

おもにディスプレイ側を薄くすることでスリム化を実現。左側面にはイヤフォンマイクジャックのみを備え、右側面に4つのボタンを装備する(左、中)。キーはシートタイプのフレームレス。バックライトもボディカラーに合わせている。折りたたみ端末と比較するとピッチは詰められているが、キートップのサイズは十分。操作性も悪くないダイヤルキーには、金属プレートに切り込みを入れたシートキーを採用。一般的な折りたたみ端末に比べてキーエリアの縦方向は短いが、フレームがないことからキートップのサイズは十分に確保されている。
ディスプレイ下部の中央にジョグがあり、その左右にキーを配置。それを取り巻くプレートも左右がキーになっている。ブラウザなどの利用時にはプレート部分がソフトキーに、ジョグの左右が戻る、進むに割り当てられている。
ソフトウェアはほぼFOMAスタンダードで、マルチタスクもサポートする。ただしiモード、メール、アプリが同一グループとなっており、同時起動できないのはL704iから変わっていない。


閉じた状態でワンセグの視聴やメニュー操作が可能。2.2インチのディスプレイは、日本の端末では大型化が進んでいることもあり、かなり小さく感じた。ただし発色などは悪くない。ワンセグは視聴予約には対応するが、録画はできない(左、中)。メニューはジョグに合わせた縦一列のものも用意。「LifeKit」など、最近のFOMA端末の仕様に合わせた配置だ

音楽再生は着うたフルとSD-Audioに対応。プレイヤーはそれぞれ独立している。視聴シーンに合わせた再生が可能なミュージックライフも引き続き搭載している(左、中)。内蔵メモリは約100Mバイト。MicroSDがなくても多くの画像を保存できる(右)
“ブランド化”するLG電子の携帯デザイン
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