“業界最多”の10機種45色で展開──2008年夏モデルに見るシャープの強み(3/3 ページ)

» 2008年06月13日 15時00分 公開
[園部修,ITmedia]
前のページへ 1|2|3       

総勢10機種の2008年夏モデルをラインアップ

 このようにさまざまな取り組みを盛り込んだシャープの2008年夏モデルは総勢10機種。ドコモ向けがSH906i、AQUOSケータイ SH906iTV、SH706i、SH706iw、SH706ieの5機種、ソフトバンク向けがAQUOSケータイ 923SH、THE PREMIUM WATERPROOF 824SH、PANTONE Slide 825SHの3機種、au向けがW62SH 1機種、ディズニー・モバイル向けがDM002SH 1機種と、国内では唯一といえるフルラインアップをそろえる。

PhotoPhotoPhoto 左からSH706iSH706ieSH706iw
PhotoPhoto 左はau向けのW62SH、右がディズニー・モバイル向けのDM002SH

日本のケータイを世界へ──アジア、中国にAQUOSケータイを展開

 なおこの日の説明会では、すでに一部で報道されていた中国進出や、香港や台湾への端末出荷についても概要を話した。

 2008年4月、台湾のFarEasToneと香港のSmarToneは、AQUOSケータイの出荷を開始さらに6月下旬からは中国本土に「AQUOSケータイ 920SH」ベースの端末、SH9010Cを投入することを明らかにした。中国市場は、液晶テレビAQUOSが非常に好評であり、特にAQUOSブランドに対する認知度が高いことから、富裕層向けのハイエンドモデルとして、携帯電話専売店や量販店経由で販売を予定している。かつて他社が挑んでうまくいかなかったという前例もある中国市場だが、「今回は販路をしっかり確保した上で、在庫のコントロールや実売状況をうまくつかみながら挑戦する」と長谷川氏。順次ラインアップを強化し、中国事業を確立していくと意気込んだ。

 なおその他の国への展開も、「シャープブランドが確立していること」「ハイエンドの端末を買うユーザー層がいること」という2点の条件が満たされていれば十分考えられると話し、「新興国などでも条件が満たされればやっていきたい」(長谷川氏)との考えを示した。

iPhone 3Gは「UIに対する意識の高まりに期待」

 なお日本市場に「iPhone 3G」が登場することについて質問された長谷川氏は「事業に対する影響があるかないかといえば、それは当然あると思うが、新しいデバイスであり、話題になり市場が盛り上がるということで、逆に効果があるのではとも考えている」と話した。

 「iPhoneが登場すれば、必然的にユーザーがUIに対する意識を持つようになる」と長谷川氏。UIに対する意識が高まることは、それに対して真剣に取り組んでいるシャープに対してもメリットがあるという考えだ。

 「日本の携帯電話の文化はメールの文化だ。その点で、メールの使いやすさという部分は非常に重要で、多くのユーザーが携帯電話を選ぶときの重要な判断ポイントとなっている。メールが使いやすいキーボードは、日本市場では必須だと思う。今後もSH906iのような、使いやすいメール機能とタッチパネルの組み合わせのような、便利で楽しい端末を開発していきたい」(長谷川氏)

前のページへ 1|2|3       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年03月27日 更新
  1. iPhoneでもミリ波の恩恵を ソフトバンクが模索する「ミリ波×Wi-Fi」という新解法 (2026年03月25日)
  2. 文末の「。」が威圧感を与える? 20代の約半数が気にする“マルハラ”を防ぎ、チャットで好印象を与える3つの工夫 (2026年03月25日)
  3. ソフトバンクのRCSが「iPhone」に対応 iOS 26.4以降にアップデートすれば利用可能 (2026年03月26日)
  4. ファミマ、シチズン共同開発の「腕時計」発売へ 1998円で10気圧防水、ファミマカラーがアクセント (2026年03月26日)
  5. USB Type-C端子をマグネット化できる「エレコム マグネット変換アダプタ」が15%オフの1088円に (2026年03月25日)
  6. ドコモの「dバリューパス」に月額550円を払って、結局いくら得をするのか? (2026年03月25日)
  7. ソフトバンクの「Galaxy Z Fold7(256GB)」、MNPで2年間約6万円に 3月27日まで【スマホお得情報】 (2026年03月25日)
  8. ソフトバンクが「今回もやる」とGalaxy S26を月額1円で販売――販売方法を早急に見直さないと撤退を迫られるメーカーも (2026年03月08日)
  9. スマートウォッチ「wena」が復活を果たしたワケ ソニーから独立した對馬氏が語るスタートアップの勝算 (2026年03月24日)
  10. ファーウェイ時代再来か? 中国スマホ市場2025年振り返りと2026年の展望 (2026年03月26日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年