らくらくホンシリーズは発売から7年、累計1300万台を出荷(2008年6月末現在)する人気モデルに成長した。シニアユーザーだけでなく視覚障がいのあるユーザーなどにも支持され、現在も1000万近い台数が稼働するという。
「中高年のかたは特に健康に気を遣います。とくに私も最近は“メタボ”には気をつけなければならないと思うようになりましたが、らくらくホンVの健康機能は“みずから企画して、みずから役に立った”自信の機能と自負しています。らくらくホンVはこんなみなさんにもきっと役に立つ、使いやすいケータイだと自信があります」(佐相本部長)
富士通は2007年度に国内560万台の携帯端末を出荷。携帯事業において商品企画や営業、プロモーション、先進技術開発、ハード・ソフトウェア開発、製造、検査、修理にいたるまで、携帯ビジネスのサイクル全般を通した業務を1つの本部(モバイルフォン事業本部)に集中させ、変化の激しい昨今の携帯市場に迅速に対応できる体制で行うのが強みと富士通 富田達夫副社長は述べる。
「国内契約が1億を超えたことからも分かるように、携帯は多くの人が持ち、その分、ニーズも多様化しています。また、海外強豪ベンダーの国内市場参入や料金制度など、携帯市場の変化も大きい。このめまぐるしく変化する環境で最も重要なのはスピーディな市場創造。できるだけ迅速でシンプルな体制で携帯ビジネスを推進するのが重要です。2008年度は全体的にやや厳しい状況ですが、富士通の総力をあげて今後も携帯ビジネスに取り組んでいきます」(富田副社長)

らくらくホンに備える富士通の“スーパーはっきりボイス”などの技術はフォーミュラ・ニッポン「DoCoMo TEAM DANDELION RACING」チームのレースカーに搭載され、モータースポーツの苛酷な騒音環境下でも活躍する。同チームはドコモのFOMA網を無線通信に利用。高速環境下でも通信維持特性に優れ、普段利用する全二重通信のFOMA携帯と同じような感覚で通話できるメリットなどがある。スーパーはっきりボイス機能で、ドライバーとピット間の通話がよりクリアに行えるようになるという
“使いやすさ”に健康管理機能も加えた「らくらくホンV」、8月1日発売
写真で解説する「らくらくホンV」
体組成計や血圧計と連携し、ケータイで健康管理が可能な「らくらくホンV」
らくらくホン+健康──ドコモ、シニア市場のさらなるシェア獲得に意欲
905iクラスの高性能、国内初“音声認識入力”メール搭載──「らくらくホン プレミアム」
原研哉氏デザインのらくらくホンにもバリューコース対応モデル──「らくらくホン ベーシックS」
固定電話の子機をイメージ──「らくらくホン シンプル」
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“Fポン”レースカーのFOMAから中継──ドコモのレース通信実験サイト「F-PROJECT」Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.