防水、薄型軽量ボディだけでなく、前モデルの「WX321J」から操作性が向上した点にも注目したい。電話番号や機能を割り当てられる「カスタムボタン」を新たに搭載し、待受時にキーを押すだけで特定の番号へ電話をかけたり機能を呼び出したりできる。さらに、「ハンズフリー」「番号メモ」など、通話中に操作できる機能の登録も可能だ。
1つのキーには長押し/短押しで呼び出せる機能をそれぞれ設定できるので、計4個の番号や機能を登録できる。ちなみに、各カスタムボタンには6個の機能を登録できるので、よく使いそうな機能をとりあえず6個(×2)登録しておき、状況に合わせて長押し/短押し設定を変更するという使い方もできる。
なお、カスタムボタンのほかに、待受時に下キーの短押しで呼び出せる「マイメニュー」にも機能を登録でき、ショートカットとして活用できる。



2つのカスタムボタンに電話番号やメールアドレス、機能を「カスタムメニュー」内に登録できる(写真=左端)。電話番号を登録する際、登録相手の名前は全角3文字か半角6文字以内で編集可能(写真=左中、右中)。カスタムボタンに設定した名前や機能名は待受画面下部に表示される(写真=右端)


初期状態では、カスタムボタンの短押しか長押しでカスタムメニューを呼び出せるが、カスタムボタン登録後は、「機能設定」の「カスタムボタン」から呼び出して設定する(写真=左端)。待受時と通話時に呼び出せる機能をそれぞれ設定できる(写真=左中)。通話時には「ハンズフリー」や「番号メモ」などを登録できる。番号メモは電話番号をメモするときに役立つ(写真=右中)。カスタムボタン1個につき、短押しと長押しを1つずつ設定できる(写真=右端)

「電源OFFメニュー」も新たに搭載。この機能をオンにして電源キーを長押しすると、「電源を切りますか?」という確認メッセージが表示される。「カバンの中などで間違えて電源を切ってしまう、といった誤操作を防ぐために搭載した」(説明員)という
キーロックの使い勝手もWX321Jから向上。WX321Jでは待受時にしかロックできなかったが、WX330Jではメールやブラウザなどの操作中でもロックできるようになった(着信中はロックできない)。ロックのオン/オフは右側面のキーを長押しして行う機能面では、NetFrontブラウザ、POP3/SMTP対応メール、赤外線通信(IrSimple)、MIDP2.0対応のJava、台湾/タイ/ベトナム/中国の国際ローミング、W-OAMに対応。内蔵メモリーは16Mバイト。カメラと外部メモリーは非搭載。
日本語入力システムは、WX321Jの「AdvancedWnn V1.2」から「FSKAREN(エフエスカレン)」に変更された。FSKARENは富士ソフトが開発したソフトで、これまでも携帯電話やカーナビ、コピー機などで採用実績がある。説明員によると、「特殊な機能を搭載したわけではないが、最新の用語や語彙には対応している」という。なお、デコラティブメールには対応していない。
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