2008年秋冬版 使用スタイル別に選ぶ「Bluetoothハンズフリー&イヤフォン機器」カタログ(ヘッドセット編)バイヤーズガイド(9/11 ページ)

» 2008年11月20日 13時05分 公開
[坪山博貴,ITmedia]

自動音量調整やノイズリダクション機能が便利、通話メイン用に適する──ソニー・エリクソン「HBH-IV840」

photo ソニー・エリクソン「HBH-IV840」。密閉式のため、イヤーピースがやや長い。かなり細身でスマートでコンパクトなボディが特徴

 ソニー・エリクソン製のヘッドセット製品で最上位に位置するモデルが「HBH-IV840」。シンプルかつシャープな印象のボディデザインに、快適な通話のためのノイズリダクション機能や、エコーキャンセル機能を備える。

 イヤーピースは耳の穴に装着するインイヤー型。周囲の音をかなり遮蔽できる特徴とともに、音量調整を周囲の音に応じて自動で調整してくれるのがポイント。屋外の騒音が多い場所でも、屋内の静かな場所でも、その状況に応じて同じように違和感なく通話できた。またノイズリダクションやエコーキャンセルの効果も大きく、通話中の相手の声のみを明瞭に聞くことができた。

 イヤーピースはほどよく柔らかい素材。計3サイズが付属し、自分の耳に合うサイズを選択できる。もちろん左右どちらの耳にも装着でき、着脱も容易。このため、通話時だけ装着するといった使い方も適するだろう。


photophoto 上部に電源スイッチと充電用コネクタ、左側にフックボタンを備える。音量は自動調整式なので物理的なボリュームスイッチはない(左)。イヤーピースは3サイズ付属する。かなり柔らかい素材で、装着感も非常にソフトだ(右)
photophoto ACアダプタのサイズは特別に小型というわけではなくプラグも収容式でないので、常に携帯できるようなタイプではない。なお、本体に装着できるストラップが付属する(左)。ストラップは付属のホルダーに通して利用する。ホルダーに本体へ容易に着脱できる構造だ(右)

主なスペック
製品名 HBH-IV840
メーカー ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ
製品形態 ヘッドセット(インイヤー)型
装着スタイル 片耳
重量 約10グラム(本体のみ)
連続通話時間 約9時間
連続音楽再生
連続待受時間 約400時間
充電時間 約2.5時間
充電端子(USB充電) 独自(─)
Bluetoothバージョン v2.0+EDR
HSP(音声通話)
HFP(音声通話)
A2DP(音楽再生)
AVRCP(楽曲・ワンセグ操作)
ワンセグ音声出力(SCMS-T)
ステレオ音声出力
マルチポイント接続
ノイスリダクション系機能
通信可能距離 半径約10メートル(Class 2)
イヤフォン接続(3.5ミリステレオミニジャック)
イヤーピースカバー 3サイズ
イヤーフック
ヘッドバンド
その他機能、特徴 ノイズリダクション、エコーキャンセル、周囲の音に応じて音量を自動調整する「オートボリュームアジャストメント機能」
カラー ブラック
+D Shopping最安値
(2008年10月末現在)
(“前後”とある項目は調査時取り扱いがなく、参考価格です。価格は変動します)
9200円



スライド式マイクブームで、直感的にフック操作が可能──プラントロニクス「Voyager 815」

photo プラントロニクス「Voyager 815」。黒を基調とした、ヘッドセットらしいデザインが特徴

 スライド式のマイクブームが特徴の、イヤーピース型ヘッドセットがプラントロニクスの「Voyager 815」。耳の穴に装着する軟質の素材を用いたイヤーピースが計3サイズ付属するほか、イヤーフックも装着できる。

 本機はハンズフリー通話機能が優れ、DSPベースのノイズリダクション機能や2つのBluetooth機器を同時に接続できる機能を搭載する。スライド式のマイクブームも使いやすく、フック操作と連動。マイクを口に近づけられるので心理的にも会話しやすい。別途、独立したフックボタンも備え、ミュートボタンやアップダウン式のボリュームボタンなども直感的に操作できる。

 受話音質は、耳の穴に差すイヤーピースとノイズリダクション機能の効果でかなりクリアだ。ただ、インイヤー型ゆえに装着時は片方に耳栓をしたように周囲の音が聞こえるので、使用当初は慣れが必要となりそうだ。


photophoto スライド式マイクブームが特徴の1つ。フック操作をマイクブームと連動できる(スライドさせずに通話することも可能)。3サイズのイヤーピース、2サイズのイヤーフックが付属する。最も小さい“S”サイズは、小柄な人や耳の穴が小さいのユーザーにもきちんと対応する(海外モデルは、“S”サイズでも日本人には大きめであることがある)
photophoto イヤーフックも別途装着できる。付け外しも簡単で、左右、どちらの耳にも装着できる(左)。充電用ACアダプタが付属。コネクタ部はMicro USB形状。充電コネクタを利用して装着するネックストラップも付属する(右)

主なスペック
製品名 Voyager 815
メーカー 日本プラントロニクス
製品形態 ヘッドセット(インイヤー)型
装着スタイル 片耳
本体サイズ(幅×高さ×奥行き) 15×68×12ミリ(イヤーピース込み:31ミリ)(実測値)
重量 約11グラム
連続通話時間 最大約7時間
連続音楽再生
連続待受時間 最大約160時間
充電時間 約3時間
充電端子(USB充電) Micro USB形状(○汎用ケーブル利用)
Bluetoothバージョン v2.0+EDR
HSP(音声通話)
HFP(音声通話)
A2DP(音楽再生)
AVRCP(楽曲・ワンセグ操作)
ワンセグ音声出力(SCMS-T)
ステレオ音声出力
マルチポイント接続
ノイスリダクション系機能
通信可能距離 半径約10メートル(Class 2)
イヤフォン接続(3.5ミリステレオミニジャック)
イヤーピースカバー S・M・L 計3サイズ
イヤーフック
ヘッドバンド
その他機能、特徴 スライド式マイクブーム、送話受話双方の音声品質を改善する「AudioIQテクノロジー」、容易にペアリング作業できる「QuickPairテクノロジー」
カラー ブラック
+D Shopping最安値
(2008年10月末現在)
(“前後”とある項目は調査時取り扱いがなく、参考価格です。価格は変動します)
1万 1144円


Bluetooth対応ヘッドセット

丸いボディがかわいらしい、超小型/軽量サイズの“耳せん”スタイル──プラネックス「BT-miniHS」

ベーシックでクセがない、小型軽量、長時間駆動のイヤーピース型デザイン──サンワサプライ「MM-BTMH6」

ベーシックなヘッドセットスタイル、操作性や通話も大きな不満がない──ソフトバンクセレクション「SBS-BT2010」

小型ながら操作しやすいベーシックモデル──モバイルキャスト「mArrow(MP210)」

落ち着いたマットブラックボディと長時間駆動、ハンズフリー通話メイン向き──ソニー・エリクソン「HBH-PV703」

長時間駆動とソフトで確実な装着性、ノイズリダクション機能も搭載──ソニー・エリクソン「HBH-PV708」

ベーシックモデルながら使い勝手は上々、形状の異なるイヤーピースが付属──モトローラ「H375」

超小型の“耳せん”型ボディが特徴、デザインとともに使い勝手もなかなか上々──アドテック「AD-HSM10」

イヤーフックスタイルの、スタンダードなヘッドセット専用モデル──プラントロニクス「Explorer 360」

点灯が目立ちがちなLEDを廃した、液晶ディスプレイ付きのベーシックモデル──Jabra「BT4010」

ソフトな装着感が心地よい、ベーシックなイヤーフック型ヘッドセット──ノキア「BH-200」

デザイン性とともに、使いやすいと感じられる細かな工夫も秀逸──モトローラ「H620」

タッチセンサーと“音声ガイド”で操作できる、フラットデザインの先鋭モデル──ソフトバンクセレクション「SBS-WTBT01」

片耳装着型の小型ヘッドセットスタイルながら、音楽やワンセグも対応──Jabra「BT8040」

自動音量調整やノイズリダクション機能が便利、通話メイン用に適する──ソニー・エリクソン「HBH-IV840」

スライド式マイクブームで、直感的にフック操作が可能──プラントロニクス「Voyager 815」

プレーンなデザインが魅力、クリップ保持型のネックストラップも付属──ノキア「BH700」

高性能ノイズリダクション機能搭載のハンズフリー通話用ハイエンドモデル──Jabra「BT530」

ジュエリーのようなデザイン、使いやすい操作性とバッテリー内蔵ケースが魅力──プラントロニクス「Discovery 925」

小さく軽く長寿命、ハンズフリー通話がメインのヘビーユーザーに向く──モトローラ「H680」


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