写真で解説する「AQUOS SHOT SH003」(1/2 ページ)

» 2009年10月20日 22時32分 公開
[園部修,ITmedia]

 シャープ製のハイエンドデジカメケータイ「AQUOS SHOT SH003」は、定評のある自社開発のCCDセンサーを採用し、カメラ機能に注力したモデルだ。ボディはタッチパネル付きの回転2軸スタイルで、携帯電話としても、デジタルカメラとしても高い操作性を実現している。

 またau向けの端末としては初めて、カメラ重視端末にのみ与えられる「AQUOS SHOT」のブランドを冠し、ドコモやソフトバンクモバイルに先駆けて、12.1Mピクセルのセンサーを搭載したのも特長の1つ。先行するAQUOS SHOTの利点を継承しつつ、au向け端末ならではの味付けも施している。

PhotoPhotoPhoto ボディカラーはマットブラック、シルキーホワイト、フロスティピンクの3色展開

 外観は、最近のシャープ製端末に共通の、高級感のあるエレガントな仕上げ。タッチパネルを採用したことで側面のボタンは少なめになっている。左側面に充電用の金属端子と外部接続端子があり、右側面(カメラスタイルのときに上になる面)に大型のシャッターキーと左右キー、クリアキーを装備する。ヒンジ部分にはワンセグ用のホイップアンテナが収納されている。

PhotoPhoto 左側面には充電端子と外部接続端子があるのみ。右側面には大きめで押しやすいシャッターキーのほか、左右キーやクリアキーを備える
PhotoPhoto カメラがあるヒンジ寄りは若干厚め

 最大の特徴であるカメラ部分は、レンズの周りに大きな金属調のリングを配し、沈胴式のレンズが飛び出してきそうな印象的なデザインとなっている(もちろん実際にはレンズが飛び出すことはないし、光学ズームも搭載していない)。光量の大きなLEDのフォトライトも備え、四角い見た目と相まって、ぱっと見はコンパクトデジタルカメラのようだ。レンズは35ミリ換算で28ミリ相当の広角仕様。12.1MピクセルのCCDセンサーと画像処理エンジン「ProPix」を搭載し、最高ISO感度12800での高感度撮影ができる点などは従来モデルを踏襲する。

Photo カメラ部分はデジカメのようなデザイン

 ダイヤルキー部は、発話/終話キーとダイヤルキーのキートップがクリアな仕上げで、表面がつるつるしているのに対し、フレーム部分やファンクションキーは少しざらざらしたマットな仕上げとなっている。実際に操作すると、指で触れたときの感触が異なり、今触れているキーが分かりやすい。

 キートップはほぼフラットだが、中央が心持ちくぼんでおり、クリック感もあって案外押しやすいと感じた。

PhotoPhoto ダイヤルキー部は、発話/終話キーや数字キーが透明のパーツを使ったつるつるの仕上げ、ファンクションキーやフレーム部分はマットな仕上げ。キートップはほとんどフラットだが、中央が心持ちくぼんでいる

 シャープ端末ならではのタスク切り替え機能、クイックメニューは、SH003にも継承されている。ほかのタスクを起動中でも[クイック]キーを押せばデータフォルダやEZwebのお気に入り、EZニュースEX、履歴、ワンセグなどがワンタッチで呼び出せる。複数のタスクを起動している場合は、クイックキーでタスクを切り替えることも可能だ。

PhotoPhoto ダイヤルキー左下の[クイック]キーを押すと表示されるメニュー。待受画面だけでなく、ほかの機能を利用中でも、クイックキーを押すことで別のタスクを立ち上げられる

 もちろん周囲からののぞき見をブロックできる新ベールビューも搭載。波模様の「Twist」、ジグソーパズルのような「Puzzle」、羊が登場する「Wool 100%」の3パターンをプリセットするほか、シャープのWebサイト「SH@ez」からパターンをダウンロードしたり、EZケータイアレンジにセットされているパターンを利用したりもできる。

 ブロックするのは4方向。左右だけでなく上下方向もブロックする。カラー表示には非対応で、モノクロのパターンとなっている。

PhotoPhoto 左が新ベールビューオフ、右が新ベールビューオン。写真のパターンはケータイアレンジで「BlackLine」(マットブラック向けデータ)を選んだ場合に「ケータイアレンジに準ずる」を選ぶと表示されるもの

 サブディスプレイは搭載していないが、背面に7×17ドットのLEDを備え、ここで時刻や着信などが確認可能だ。端末の開閉や着信などに合わせてさまざまなパターンが表示されるため、見ていて飽きない。

 LEDの発光パターンは複数あり、ユーザーが自分で好みのものを設定できるほか、端末の開閉やメール・電話の着信などに合わせて個別にパターンが用意されている。バリエーションが豊富なので、ランダムに設定しておいても楽しめる。

PhotoPhoto LEDサブディスプレイの発光パターンは多数用意されており、好みのものが選べるほか、ランダム設定にしておけばそのときどきで異なるパターンで光る。また音声着信時やメール着信時には、開閉時とは異なる光方をするなどのバリエーションがあり飽きない。着信時にはアドレス帳に登録がある氏名をカタカナで表示する機能もある

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