イー・モバイルは11月9日、同社の携帯電話サービス「EMOBILE通信サービス」の契約数が、11月7日に200万契約を突破したことを明らかにした。サービス開始から約2年半での達成となった。
EMOBILE通信サービスは、2007年3月31日から東名阪地域で提供を始めた高速モバイルデータ通信サービスがルーツ。国内の携帯電話事業者としては初めて定額でのデータ通信サービスを提供し、多くのユーザーを獲得した。当時は13年ぶりの新規参入事業者として話題を集めた。通信速度はサービス開始時には下り最大3.6Mbps/上り最大384kbpsだったが、現在では下り最大21Mbps/上り最大5.8MbpsのHSPAサービスを提供している。
データサービス開始から1年が経過した2008年3月28日には音声サービスもスタートし、加入者間の通話を24時間定額とする料金プランなども発表した。また2008年7月からは、データ通信カードとネットブックを専用料金プランで購入すると100円で持ち帰れる施策を展開し、「100円PC」が広く一般に認知されたのは記憶に新しい。
2009年11月現在、全国人口カバー率は90%を超えた。2010年3月末までには、東名阪の地下鉄をすべてエリア化する予定だ。
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