折りたたみ、回転2軸、スライド、サイクロイド、Wオープンなど、これまでもさまざまなギミックのモデルが数多く登場してきたが、NTTドコモの富士通製端末「F-04B」は、携帯電話では世界初となる“セパレートスタイル”を採用した。ディスプレイ部とキー部が分離するF-04Bは、ディスプレイだけを取り外してフルタッチケータイとして使用できるほか、分離した状態でキーをリモコンとして使うことも可能だ。
サイズは約51(幅)×114(高さ)×20.4(最薄部19.6)ミリ、重さは約173グラムで、重量感がある。一般的なスライド端末はディスプレイ部が薄くなっているが、F-04Bはディスプレイ部に通信モジュールを搭載しているため、キー部よりもディスプレイ部の方が厚い。通常のスライド端末のように本体を縦に開くとボディバランスが悪く、長文を入力するのは厳しいと感じる人もいそうだ。
F-04Bは「ディスプレイ」「QWERTYキー」「ダイヤルキー」の3つの筐体が重なっており、ディスプレイとキー部を結合した状態ではダイヤルキーを、分離した状態ではQWERTYキーを使って操作をする(タッチパネルも使用可能)。QWERTYキーは、ディスプレイ部を結合した状態ではディスプレイの裏側に密着しているので、表には出ない。分離したキー部単体をスライドすると、QWERTYキーの下からダイヤルキーが現れ、閉じるとQWERTYキーのみとなる。
ボディ下の先端部にあるスイッチを押すと、ディスプレイ部とキー部が分離する。ボディを再び結合するときは、ディスプレイ裏面のカメラ部を、QWERTYキー左の窪みにはめ込めばよい。
「F-04B」の外観を動画でチェック
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