iPhone 4の予約受け付けが15日の17時から、ソフトバンクケータイ取扱店で始まるが、予約しに行ったのに予約できなかった、といったことがないよう、ぜひ事前に確認すべき情報をチェックしておきたい。
iPhone 4の国内での予約受け付けは、当面「ブラックのみ」とされている。ソフトバンクショップでも、予約できるのはブラックの16Gバイト版と32Gバイト版のみ、と案内している。
ホワイトについては「できる限り早く準備します」とプレスリリースに記載されているが、発売日にホワイトが購入できる可能性は低そうだ。「発売日に並べば買えるかもしれない」といった希望的観測も一部にあるようだが、海外のメディアもiPhone 4の初回出荷はブラックのみと報じているところが複数あり、日本だけでなく米国や欧州でもホワイトの出荷は遅くなる可能性がある。「AT&Tはホワイトモデルを夏以降に出荷する」と報じている米メディアもある。
ソフトバンクの孫正義社長はTwitter上で「白は品不足ではなく、入荷時期未定です。」と発言しており、やはり発売日に店頭に並ぶ可能性は低いと見られる。
iPhone 4の予約受け付けは1人(1名義)1回線までとなっており、複数回線の予約は認められていない。予約は初回受け付け分のみ有効で、2つめ以降の予約は自動キャンセル扱いとなる。
また、ソフトバンクモバイルでは1名義で契約できる回線数が5回線までとなっており、すでに5回線の契約がある場合は、新規契約での予約はできない。
iPhone 4の購入を機に、他キャリアからソフトバンクモバイルへの乗換を検討している場合、番号ポータビリティ(MNP)を利用してソフトバンクに新規契約することを考えている人もいるだろう。ソフトバンクモバイル広報部によると、新規契約や機種変更と同様、MNPでの予約も受け付ける。
未成年の場合でも、iPhone 4の予約は可能だ。ただし、本人確認書類に加えてソフトバンクモバイル指定の親権者等同意書と親権者等の本人確認書類が必要になる。ただ、親の免許証などを預かるのはさすがに不安、という人もいるだろう。可能なら、親権者と一緒に店舗に赴くのがよさそうだ。
代理人による予約は受け付けていない。本人が店頭かソフトバンクオンラインショップで申し込みをする必要がある。
5月28日に日本で発売された「iPad」は、事前予約を開始3日で終了したが、当日並べば発売日でも購入することができた。ではiPhone 4はどうなのか。
現状ソフトバンクモバイルは、当日販売分が確保できるかどうか分からない、としている。よくあるご質問では「ご購入をご検討されているお客さまにおかれましては、事前のご予約をおすすめいたします。ただし、予約の状況によりご購入いただける日は変動する可能性がございます。あらかじめご了承下さい。」としている。
iPhone 3GSを購入したばかりだが、やはりiPhone 4も欲しくなってしまった、という場合、機種変更するためには少し待つ必要がある。現在利用している機種の利用期間が180日(6カ月)未満の場合は、新スーパーボーナス用販売価格での機種変更(契約変更・買い増しを含む)は申し込めないので、予約はできない。なお、新規契約は可能なので、自分名義の回線が4回線以下なら、新規でもう1回線契約して予約、購入することはできる。
ソフトバンクモバイルの新スーパーボーナスで、割賦(分割払い)契約を結んで端末を購入している場合、1回線につき2契約までしか端末の割賦契約が組めないというルールがある。そのため、本来であれば、1つめの割賦の代金が支払い終わるまでは、割賦での機種変更はできないはずだった。つまりこれまでのルールでは、例えばiPhone 3Gを発売日に買って、iPhone 3GSの発売日に機種変更し、どちらも割賦で端末代金を払っている場合、iPhone 4に機種変更する場合、現金一括で代金を支払うか、別途新規契約でiPhone 4を購入する必要があった。
しかし、iPhone 3GSとiPhone 4への機種変更に限り、特例的に3つめの割賦契約が認められることになった。毎回iPhoneを割賦で購入している人でも、iPhone 4への機種変更で、割賦を組むことができる。これはiPhoneに限らず、従来のケータイとiPhone、あるいは従来のケータイ2台の割賦契約があっても同様だ。iPhone 4への機種変更なら、3つめの割賦契約になっても分割払いで変更できる。ただし、2つめの割賦契約を結んでから、180日(6カ月)以上が経過している必要がある。
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