HTC、Android 2.2スマートフォン「Desire HD」と「Desire Z」を発表

» 2010年09月15日 22時08分 公開
[園部修,ITmedia]

 HTCが9月15日(現地時間)、英国で新たなAndroidスマートフォンを発表した。フルタッチパネルディスプレイを搭載した「HTC Desire HD」と、Z型ヒンジを搭載し、収納式のQWERTYキーボードを搭載した「HTD Desire Z」の2機種だ。

PhotoPhoto 左が「HTC Desire HD」、右が「HTC Desire Z」

 Desire HDは、HTC Aceと呼ばれていたモデルで、フルタッチの4.3インチワイドVGA(800×480ピクセル)液晶ディスプレイを搭載。1GHz動作の第2世代Snapdragon(MSM8255)プロセッサと1.5Gバイトのストレージ領域を備える。OSはAndroid 2.2(Froyo)。外形寸法は123×68×11.8ミリで、重量は約164グラム。下り最大14.4Mbps/上り最大5.7MbpsのHSPAに対応しており、3Gは900/2100MHz、GSM/GPRS/EDGEは850/900/1800/1900MHzで利用可能だ。

 カメラは800万画素のCMOSタイプ。LEDフォトライトを2つ備え、720pでのHD動画撮影も可能だ。連続通話時間は320分(3G)、待受時間は490時間(3G)。IEEE802.11b/g/nの無線LAN、Bluetooth 2.1に対応し、DLNAもサポートした。外部メモリにはmicroSDHCが利用できる。GPSや加速度センサー、近接センサー、照度センサーなどのセンサー類も搭載している。

 Desire Zは、HTC Visionというコードネームで呼ばれていた端末で、外形寸法119×60.4×14.16ミリ/重量180グラムのコンパクトボディにZ型ヒンジでQWERTYキーボードを搭載した。ディスプレイは3.7インチのワイドVGA(800×480ピクセル)液晶で、タッチパネルも搭載。こちらもOSはAndroid 2.2(Froyo)だ。内蔵ストレージ領域は約1.5Gバイト搭載する。CPUは第2世代のSnapdragon(MSM7230)で、動作クロックは800MHzとなっている。下り最大14.4Mbps/上り最大5.7MbpsのHSPAに対応しており、3Gは900/2100MHz、GSM/GPRS/EDGEは850/900/1800/1900MHzで利用可能な点はDesire HDと同じだ。IEEE802.11b/g/nの無線LAN、Bluetooth 2.1といった通信機能も備える。

 カメラは500万画素のCMOSで、HD動画撮影にも対応。microSDHCを外部ストレージとして利用できる。400分の連続通話と430時間の連続待受を実現している。ポインティングデバイスとして光学式トラックパッドも備える。

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